2007年07月07日

聖書 列王記 第二 25章

聖書 列王記 第二 25章

25 そして,彼が王であった第九年,第十の月,その月の十日に,バビロンの王ネブカドネザルは,しかも彼とその全軍勢はエルサレムに攻めて来て,これに向かって陣営を張り,これに向かって周囲に攻囲壁を築きはじめたのである。2 そして,都はゼデキヤ王の第十一年に至るまで包囲状態にあった。3 第[四]の月の九日,市の中では飢きんがひどくなり,この地の民のためのパンはなくなった。4 そして,都はついに破られ,戦人はみな夜のうちに,王の園の傍らにある二重の城壁の間の門の道から[逃げた]。一方,カルデア人はこの市を囲んでいた。そこで[王]はアラバの方へ行きはじめた。5 それで,カルデア人の軍勢は王の跡を追って行き,エリコの砂漠平原でこれに追いついた。彼の軍勢は皆,そのそばから散っていた。6 そこで彼らは王を捕らえ,リブラにいるバビロンの王のところへ連れ上った。彼に司法上の決定を下すためであった。7 そして,ゼデキヤの子らをその目の前で打ち殺した。また,[王]はゼデキヤの目を盲目にし,その後,彼を銅の足かせを掛けてバビロンへ連れて行った。

8 そして,第五の月,その月の七[日],それはすなわちバビロンの王,ネブカドネザル王の第十九年であったが,バビロンの王の僕,護衛の長ネブザラダンがエルサレムに来た。9 そして,彼はエホバの家と王の家とエルサレムのすべての家を焼いた。すべての大いなる者の家も火で焼いた。10 また,護衛の長と共にいたカルデア人の全軍勢は,エルサレムの城壁を周りの至る所で取り壊した。11 そして,護衛の長ネブザラダンは,市に残されていた残りの民と,バビロンの王に投じた脱走者たちと,残りの群衆を流刑に処した。12 ただし,護衛の長は,この地の立場の低い者たちの一部をぶどう栽培者や強制労働者として残した。13 また,カルデア人は,エホバの家にあった銅の柱と,エホバの家にあった運び台や銅の海を粉々に砕いて,その銅をバビロンへ運んで行った。14 また,缶,シャベル,明かり消し,杯,および奉仕するために用いたすべての銅の器具を奪った。15 また,護衛の長は純粋の金でできた火取り皿や鉢,および純粋の銀でできたものを奪った。16 ソロモンがエホバの家のために造った二本の柱,一つの海,運び台,これらすべての器具の銅の重さは量りきれなかった。17 各々の柱の高さは十八キュビトで,その上の柱頭も銅でできており,柱頭の高さは三キュビトであり,柱頭の上の周囲の網細工とざくろ,それはみな銅で,二番目の柱にも,網細工の上にあるのと同様のものがあった。

18 その上,護衛の長は祭司長セラヤと次位の祭司ゼパニヤと入口を守る者三人を捕らえ,19 戦人を指揮していた廷臣一人と,市内で見つけられた,王に接することができる者たちのうちの五人と,この地の民を召集する者である,軍の長の書記官と,市内で見つけられたこの地の民のうち六十人を市から捕らえて行った。20 護衛の長ネブザラダンは彼らを捕らえて,リブラにいるバビロンの王のところへ連れて行った。21 そして,バビロンの王はハマトの地のリブラで彼らを討ち倒し,彼らを殺した。こうしてユダはその地から流刑の身となって去って行った。

22 バビロンの王ネブカドネザルが後に残した,ユダの地に残された民については,彼はすぐシャファンの子アヒカムの子ゲダリヤを任じて彼らをつかさどらせた。23 軍勢のすべての長,彼らとその部下たちは,バビロンの王がゲダリヤを任じたことを聞くや,直ちにミツパにいるゲダリヤのもとに来た。すなわち,ネタヌヤの子イシュマエル,カレアハの子ヨハナン,ネトファ人タヌフメトの子セラヤ,マアカト人の子ヤアザヌヤ,これらとその部下たちであった。24 そこでゲダリヤは彼らとその部下に誓って,こう言った。「カルデア人の僕[となること]を恐れてはならない。この地に住んで,バビロンの王に仕えなさい。そうすれば,あなた方にとって物事は順調に行くであろう」。

25 ところが,第七の月に,王族の子孫のエリシャマの子ネタヌヤの子イシュマエルは,十人の部下と共にやって来て,ゲダリヤを討ち倒したので,彼は死んだのである。また,ミツパで彼と共にいたユダヤ人とカルデア人たちをも[殺した]。26 その後,民は皆,小さい者から大きい者まで,また軍勢の長たちも,立ってエジプトへ行った。彼らはカルデア人のゆえに恐れたからである。

27 そして,ユダの王エホヤキンの流刑の三十七年目,第十二の月,その月の二十七日になって,バビロンの王エビル・メロダクは,自分が王となったその年に,ユダの王エホヤキンの頭を留置場から上げ,28 彼と共に良いことを語りはじめ,その座を彼と共にバビロンにいた王たちの座よりも高くした。29 こうして,彼はその獄衣を脱ぎ,その一生の間いつも[王]の前でパンを食べた。30 彼の支給量については,その一生の間,支給量は日々の分としていつも王から与えられた。
posted by 舞姫 at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 24章

聖書 列王記 第二 24章

24 彼の時代に,バビロンの王ネブカドネザルが上って来たので,エホヤキムは三年間彼の僕となった。ところが,彼は翻って,これに背いた。2 そこでエホバは彼に対してカルデア人の略奪隊,シリア人の略奪隊,モアブ人の略奪隊,およびアンモンの子らの略奪隊を遣わしはじめ,ユダに対して,これを滅ぼすために絶えず彼らを遣わされた。エホバが預言者であるその僕たちを通して語られた言葉のとおりであった。3 ただし,すべてマナセが行なったところにしたがって,その罪のためにみ前から除くこと,これがユダに対して起きたのは,エホバの命令によることであり,4 また,[マナセ]が流した罪のない[者の]血の[ためであって],彼は罪のない[者の]血でエルサレムを満たした。それでエホバは許しを与えようとはされなかった。

5 エホヤキムのその他の事績,および彼の行なったすべてのことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。6 ついにエホヤキムはその父祖たちと共に横たわり,その子エホヤキンが彼に代わって治めはじめた。

7 ところで,エジプトの王は二度と再びその地から出て来なかった。バビロンの王が,エジプトの奔流の谷からユーフラテス川に至るまで,すべてエジプトの王に属していたものを取ったからである。

8 エホヤキンは治めはじめたとき,十八歳で,エルサレムで三か月間治めた。そして,彼の母の名はネフシュタといって,エルサレムの出のエルナタンの娘であった。9 そして彼は,すべてその父が行なったように,エホバの目に悪いことを行ない続けた。10 そのころ,バビロンの王ネブカドネザルの僕たちがエルサレムに上って来たので,都は包囲状態に陥った。11 次いで,バビロンの王ネブカドネザルもこの都市に攻めて来た。ときに,その僕たちはこれを包囲していた。

12 ついにユダの王エホヤキンは,その母や,僕たち,君たち,廷臣たちと共にバビロンの王のもとに出て行った。それでバビロンの王は王であった第八年に彼を捕らえた。13 それから,彼はそこからエホバの家の財宝と王の家の財宝をことごとく運び出し,さらにイスラエルの王ソロモンが造った,エホバの神殿の中の金の器具をことごとく断ち切った。エホバが話された通りである。14 そして彼は全エルサレム,すべての君たち,およびすべての勇敢な力のある人々―一万人を捕らえて流刑に処していたのである―また,職人や堡塁の建設者をも皆,捕らえて流刑に処した。この地の民の立場の低い階級の者のほかはだれも残されなかった。15 こうして彼はエホヤキンを捕らえてバビロンに流刑に処した。また,王の母,王の妻たち,その廷臣たち,この地の主立った人々を流刑にされた者としてエルサレムからバビロンに連れ去った。16 すべての勇敢な者七千人,職人や堡塁の建設者一千人,戦いを行なうすべての力のある者たち,これらの者をバビロンの王は流刑にされた者としてバビロンに連れて行った。17 さらに,バビロンの王は[エホヤキン]のおじマタヌヤを彼の代わりに王とした。それから,彼の名をゼデキヤと改めた。

18 ゼデキヤは治めはじめたとき,二十一歳で,エルサレムで十一年間治めた。そして,彼の母の名はハムタルといい,リブナ出身のエレミヤの娘であった。19 そして彼は,すべてエホヤキムが行なったように,エホバの目に悪いことを行ない続けた。20 エルサレムとユダでこれが起きたのは,エホバの怒りによるもので,ついに[神]は彼らをみ前から投げ捨てられたからであった。そして,ゼデキヤはバビロンの王に背くようになった。
posted by 舞姫 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 23章

聖書 列王記 第二 23章

23 そこで王は人をやり,人々はユダとエルサレムのすべての年長者たちを彼のもとに寄せ集めた。2 その後,王はエホバの家に上って行った。そしてまた,ユダの人々もエルサレムの住民も皆,さらにまた祭司も預言者も,小さい者から大きい者まですべての民が,彼と共に[上って行った]。そして彼は,エホバの家で見つかった契約の書の言葉をみな彼らの聞こえるところで読みはじめた。3 そして,王は柱の傍らにずっと立っており,次にエホバの前に契約を結び,エホバに従って歩んで,この書物に記されているこの契約の言葉を履行することにより,心をつくし,魂をつくして,そのおきてと,証と,法令とを守ることを[誓った]。そこで,民もみな契約に加わった。

4 次いで,王は大祭司ヒルキヤと次席の祭司たち,および入口を守る者たちに命じて,バアルや聖木や天の全軍のために造られた器具をことごとくエホバの神殿から運び出させた。それから,彼はエルサレムの外,キデロンの段丘でそれを焼き,その塵をベテルに持って行った。5 また彼は,ユダの王たちが立てて,ユダの諸都市やエルサレムの周辺の高き所で犠牲の煙を立ち上らせた,異国の神の祭司たちや,バアルや太陽や月や黄道帯の星座や天の全軍のために犠牲の煙を立ち上らせる者たちを廃した。6 その上,彼は聖木をエホバの家からエルサレムの外れ,キデロンの奔流の谷に運び出し,それをキデロンの奔流の谷で焼き,それをすり砕いて塵にし,その塵を民の子らの埋葬所に投げ捨てた。7 さらに,彼はエホバの家にあった神殿男娼の家を取り壊したが,そこでは女たちが聖木のための天幕の社を織っていた。

8 それから,彼はユダの諸都市から祭司たちを全部連れて来た。それはゲバからベエル・シェバまでの,祭司たちが犠牲の煙を立ち上らせた高き所を礼拝のために用いられなくするためであった。また,都市の長ヨシュアの門の入口にあった門の高き所を取り壊した。その門は,人が都の門に入る際,左側にあった。9 ただし,高き所の祭司たちはエルサレムのエホバの祭壇に上ることはしなかったが,その兄弟たちの中で無酵母パンを食べた。10 それに彼は,ヒンノムの子らの谷にあるトフェトを礼拝のために用いられなくした。だれも自分の息子や娘を火の中を通らせてモレクに[ささげる]ことがないようにするためであった。11 さらに彼は,ユダの王たちが太陽に献じた馬を,前廊にある,廷臣ナタン・メレクの食堂の傍らのエホバの家に入らせないようにした。また,太陽の兵車を火で焼いた。12 また,ユダの王たちが造ったアハズの屋上の間の屋根の上にあった祭壇と,マナセがエホバの家の二つの中庭に造った祭壇を王は取り壊し,その後それをそこで打ち砕き,その塵をキデロンの奔流の谷に投げ捨てた。13 また,エルサレムの前,“破壊の山”の右にあって,イスラエルの王ソロモンがシドン人の嫌悪すべきものアシュトレテと,モアブの嫌悪すべきものケモシュ,およびアンモンの子らの忌むべきものミルコムのために築いた高き所を,王は礼拝のために用いられなくした。14 また,彼は聖柱を粉々に砕き,そして聖木を切り倒し,その場所を人の骨で満たした。15 それにまた,ベテルにあった祭壇,イスラエルに罪をおかさせた,ネバトの子ヤラベアムの造った高き所,すなわちその祭壇も高き所も取り壊した。それから,彼は高き所を焼いた。彼は[それを]すり砕いて塵にし,聖木を焼いた。

16 ヨシヤが振り向くと,そこの山の中にある埋葬所が見えた。そこで彼は人をやってその埋葬所から骨を取り,それを祭壇の上で焼いた。それを礼拝のために用いられなくするためであった。[まことの]神の人がかつてこれらの事をふれ告げたが,彼のふれ告げたエホバの言葉のとおりであった。17 そのとき,[ヨシヤ]は言った,「向こうに見える墓石は何か」。そこで,市の人々は彼に言った,「それはユダから来て,ベテルの祭壇に対してあなたがなさったこれらの事をふれ告げた[まことの]神の人の埋葬所です」。18 それで彼は言った,「そのままにしておきなさい。だれもその骨をかき乱してはならない」。それゆえ人々は彼の骨を,サマリアから来た預言者の骨と一緒に構わないでおいた。

19 そしてまた,イスラエルの王たちが築いて怒りを引き起こした,サマリアの諸都市にあった高き所の家も皆,ヨシヤは取り除き,すべてベテルで行なった通りに,それらに対しても行なった。20 それゆえ,彼はそこにいた高き所の祭司たちをみな祭壇の上で犠牲としてささげ,その上で人の骨を焼いた。その後,彼はエルサレムに帰った。

21 さて,王は民全体に命じて言った,「この契約の書に記されている通りに,あなた方の神エホバに対して過ぎ越しを執り行ないなさい」。22 イスラエルを裁いた裁き人の時代以来,またイスラエルの王たちとユダの王たちのどの時代にも,このような過ぎ越しが執り行なわれたことはなかったのである。23 ただ,ヨシヤ王の第十八年に,この過ぎ越しがエルサレムでエホバに対して執り行なわれたのである。

24 そしてまた,霊媒,出来事の職業的な予告者,テラフィム,糞像,およびユダの地とエルサレムに現われたすべての嫌悪すべきものをヨシヤは一掃した。それは,祭司ヒルキヤがエホバの家で見つけた書物に記されている律法の言葉を実際に履行するためであった。25 そして,彼のように,心をつくし,魂をつくし,活力をつくして,モーセのすべての律法にしたがって,エホバに立ち返った王は彼の先にはいなかった。彼の後にも彼のような者は起こらなかった。

26 それにもかかわらず,エホバは,マナセが彼らを怒らせたすべてのいらだたしいことで,ユダに対して怒りが燃えた,その大いなる燃える怒りから元に戻られなかった。27 それに,エホバは言われた,「わたしはイスラエルを除いたように,ユダもまた,わたしの前から除くであろう。わたしが選んだこの都市,すなわちエルサレムも,『わたしの名がそこにとどまる』と言ったその家も,わたしは必ず退けるであろう」。

28 ヨシヤのその他の事績,および彼の行なったすべてのことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。29 彼の時代に,エジプトの王ファラオ・ネコがユーフラテス川のほとりのアッシリアの王のもとに上って来たので,ヨシヤ王は彼に立ち向かうために出て行ったが,[ファラオ・ネコ]は彼を見るや,メギドでこれを殺した。30 そこで,その僕たちは死んだ彼を兵車に乗せてメギドから運び,エルサレムに連れて来て,これをその墓に葬った。それから,この地の民はヨシヤの子エホアハズを選んで,これに油をそそぎ,その父の代わりに王とした。

31 エホアハズは治めはじめたとき,二十三歳で,エルサレムで三か月間治めた。そして,彼の母の名はハムタルといって,リブナ出身のエレミヤの娘であった。32 ところで彼は,すべてその父祖たちが行なったように,エホバの目に悪いことを行ないはじめた。33 そして,ファラオ・ネコは彼をハマトの地のリブラで監禁し,エルサレムで治められないようにし,それからこの地に銀百タラントと金一タラントの科料を課した。34 その上,ファラオ・ネコはヨシヤの子エリヤキムをその父ヨシヤの代わりに王とし,彼の名をエホヤキムと改めた。また,エホアハズを捕らえて,エジプトへ連れて行き,そこで彼はついに死んだ。35 そして,銀と金をエホヤキムはファラオに贈った。ただし,彼はファラオの命令によって銀を贈るため,この地に税を課した。彼はこの地の民から,各人の個々の税率にしたがって銀と金を取り立てて,それをファラオ・ネコに贈った。

36 エホヤキムは治めはじめたとき,二十五歳で,エルサレムで十一年間治めた。そして,彼の母の名はゼビダといって,ルマ出身のペダヤの娘であった。37 そして彼は,すべてその父祖たちが行なったように,エホバの目に悪いことを行ない続けた。
posted by 舞姫 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 22章

聖書 列王記 第二 22章

22 ヨシヤは治めはじめたとき,八歳で,エルサレムで三十一年間治めた。そして,彼の母の名はエディダといって,ボツカト出身のアダヤの娘であった。2 そして彼はエホバの目に正しいことを行ない,その父祖ダビデのすべての道に歩んで,右にも左にもそれなかった。

3 そして,ヨシヤ王の第十八年に,王はメシュラムの子アツァルヤの子である書記官シャファンをエホバの家に遣わして,こう言ったのである。4 「大祭司ヒルキヤのもとに上って行き,エホバの家に運ばれて来る金,すなわち入口を守る者たちが民から集めたものを彼に総計させ,5 また,彼らにそれを,エホバの家で仕事をする者たち,すなわち任じられた者たちの手に渡させなさい。彼らがそれを,エホバの家にいて仕事をする者たちに渡して,その家の裂け目を修理させるため,6 すなわち職人,建築者,石工に[渡して],材木や切り石を買って家を修理させるためである。7 ただし,彼らの手に渡される金については彼らと共に勘定をしてはならない。彼らは忠実に働いているからである」。

8 後に,大祭司ヒルキヤは書記官シャファンに,「律法の書を,わたしはエホバの家で見つけました」と言った。それでヒルキヤがその書物をシャファンに渡すと,彼はそれを読みだした。9 それから,書記官シャファンは王のもとに入って行って,王に返答して言った,「あなたの僕たちはあの家に見いだされる金を出して,それをエホバの家で仕事をする者たち,すなわち任じられた者たちの手に渡しております」。10 そして書記官シャファンはまた王に告げて言った,「祭司ヒルキヤが私に渡したひとつの書物があります」。そして,シャファンは王の前でそれを読みはじめた。

11 そして,王は律法の書の言葉を聞くや,直ちにその衣を引き裂いたのである。12 それから,王は祭司ヒルキヤ,シャファンの子アヒカム,ミカヤの子アクボル,書記官シャファン,王の僕アサヤに命じて言った,13 「行って,この見つかった書物の言葉について,わたしのため,民のため,ユダ全体のためにエホバに伺いなさい。わたしたちの父祖が,すべてわたしたちに関して記されているところにしたがって行なわず,この書物の言葉に聴き従おうとはしなかったために,わたしたちに対して燃え立たされたエホバの激怒は大きいからです」。

14 そこで,祭司ヒルキヤ,アヒカム,アクボル,シャファン,アサヤは,ハルハスの子ティクワの子で,衣の世話係であるシャルムの妻,女預言者フルダのもとに行った。そのとき,彼女はエルサレムで第二地区に住んでいた。こうして彼らは彼女に話した。15 すると,彼女は彼らに言った,「イスラエルの神エホバはこのように言われました。『あなた方をわたしのもとに遣わした人に言いなさい,16 「エホバはこのように言われた。『見よ,わたしはこの場所とその住民の上に災いを,すなわちユダの王が読んだあの書物のすべての言葉をもたらすことにする。17 それは,彼らがわたしを捨て,彼らのすべての手の業でわたしを怒らせようとして,ほかの神々のために犠牲の煙を立ち上らせたためである。わたしの激怒はこの場所に対して燃え立たされており,消されることはない』」』。18 ただし,エホバに伺うために,あなた方を遣わしておられるユダの王については,あなた方は彼にこのように言わなければなりません。『イスラエルの神エホバはこのように言われました。「あなたが聞いた言葉に関しては,19 あなたの心が柔らかで,わたしがこの場所とその住民に向かって,[それが]驚くべきものとなり,呪いとなると語ったのを聞くと,あなたはエホバのゆえにへりくだり,自分の衣を引き裂いて,わたしの前に泣きだしたので,このわたしもまた聞いた」と,エホバはお告げになる。20 「そのような訳で,見よ,わたしはあなたをあなたの父祖たちのもとに集めることにしよう。あなたは必ず安らかに自分の墓地に集められ,あなたの目は,わたしがこの場所にもたらそうとしているすべての災いを見ないであろう」』」。こうして彼らはこの返事を王に持ち帰った。
posted by 舞姫 at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 21章

聖書 列王記 第二 21章

21 マナセは治めはじめたとき,十二歳で,エルサレムで五十五年間治めた。そして,彼の母の名はヘフジバといった。2 そして彼は,エホバがイスラエルの子らの前から追い払われた諸国民の忌むべきことにならって,エホバの目に悪いことを行なった。3 それで彼は,その父ヒゼキヤが打ち壊した高き所を再び築き,イスラエルの王アハブがしたように,バアルのために祭壇を立て,聖木を造った。そして,天の全軍に身をかがめ,これに仕えはじめた。4 また,彼はエホバの家の中に祭壇を築いたが,その家に関してエホバはかつて,「エルサレムにわたしの名を置く」と言われたのである。5 さらに彼はエホバの家の二つの中庭に天の全軍のために祭壇を築いた。6 そして,彼は自分の息子に火の中を通らせ,魔術を行ない,兆しを求め,霊媒や出来事の職業的な予告者たちを任じた。彼はエホバの目に悪いことを大規模に行なって,[神]を怒らせた。

7 その上,彼は自分の造った聖木の彫刻像を,エホバがかつてダビデとその子ソロモンに次のように言われたその家の中に置いた。「この家に,またイスラエルの全部族のうちから選んだエルサレムに,わたしは定めのない時までもわたしの名を置くであろう。8 そして彼らが,すべてわたしの命じたことにしたがって,すなわちわたしの僕モーセが彼らに命じたすべての律法に関して,注意深く行ないさえするなら,わたしは二度と,彼らの父祖たちに与えた土地からイスラエルの足をさまよわせないであろう」。9 けれども彼らは聴き入れず,かえってマナセは,エホバがイスラエルの子らの前から滅ぼし尽くされた諸国民に勝って悪いことを行なうよう彼らをたぶらかし続けた。

10 それでエホバはその僕である預言者たちを通して語り続け,こう言われた。11 「ユダの王マナセはこれらの忌むべきことを行なったゆえに,彼よりも前にいたアモリ人の行なったすべてのことに勝って邪悪なことを行ない,さらにその糞像でユダにまで罪をおかさせた。12 そのような訳で,イスラエルの神エホバはこのように言われた。『見よ,わたしはエルサレムとユダに災いをもたらすことにする。それについてだれかが聞くなら,両耳が鳴るであろう。13 そしてわたしは,サマリアに使用された測り綱と,アハブの家に使用された水準器とをエルサレムの上に必ず伸ばすであろう。そして,人が柄のない鉢をすっかりぬぐい,それをすっかりぬぐって,ひっくり返すように,わたしはまさしくエルサレムをぬぐい去るであろう。14 また,わたしは本当にわたしの相続物の残りの者を捨て去り,彼らをその敵の手に渡し,彼らはそのすべての敵にとってまさしく強奪物となり,略奪物となるであろう。15 それは,彼らの父祖たちがエジプトを出た日から今日に至るまで,彼らがわたしの目に悪いことを行ない,わたしを絶えず怒らせたからである』」。

16 そしてまた,マナセがエホバの目に悪いことを行なってユダにおかさせたその罪のほかに,ついにはエルサレムを端から端まで満たすほど,彼がおびただしく流した罪のない[者の]血があった。17 マナセのその他の事績,彼が行なったすべてのこと,および彼のおかした罪は,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。18 ついにマナセはその父祖たちと共に横たわり,その家の園,ウザの園に葬られた。その子アモンが彼に代わって治めはじめた。

19 アモンは治めはじめたとき,二十二歳で,エルサレムで二年間治めた。そして彼の母の名はメシュレメトといって,ヨトバ出身のハルツの娘であった。20 そして,彼はその父マナセが行なったように,エホバの目に悪いことを行ない続けた。21 そして彼はその父の歩んだすべての道に歩み続け,その父が仕えた糞像に絶えず仕え,これに身をかがめた。22 こうして,彼はその父祖たちの神エホバを捨てて,エホバの道に歩まなかった。23 ついにアモンの僕たちは彼に対して陰謀を企て,王をその家で殺した。24 しかし,この地の民はアモン王に対して陰謀を企てた者たちをみな討ち倒した。それから,この地の民はその子ヨシヤを彼の代わりに王とした。25 アモンのその他の事績,彼が行なったことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。26 それで,人々は彼をウザの園にある彼の墓に葬った。その子ヨシヤが彼に代わって治めはじめた。
posted by 舞姫 at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 20章

聖書 列王記 第二 20章

20 そのころ,ヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。そこで,アモツの子,預言者イザヤが彼のところに入って来て,こう言った。「エホバはこのように言われました。『あなたの家の者に命令を出せ。あなたは確かに死に,生きないからである』」。2 そこで彼は顔を壁に向け,エホバに祈って,言いはじめた,3 「エホバよ,お願い申し上げます。どうか,思い出してください。私が真実のうちに,全き心をもってみ前に歩み,あなたの目に良いことを行ないましたことを」。こうして,ヒゼキヤは激しく泣きだした。

4 そして,イザヤがまだ中の庭に出て行かないうちに,エホバの言葉が彼に臨んで言った,5 「戻って行って,あなたはわたしの民の指導者,ヒゼキヤにこう言わなければならない。『あなたの父祖ダビデの神エホバはこのように言われた。「わたしはあなたの祈りを聞いた。わたしはあなたの涙を見た。見よ,わたしはあなたをいやすことにしよう。三日目には,あなたはエホバの家に上るであろう。6 また,わたしはあなたの日数に必ず十五年を加えるであろう。そして,アッシリアの王のたなごころから,あなたとこの都市を救い出すであろう。わたしは自分のため,またわたしの僕ダビデのためにこの都市を防御する」』」。

7 次いでイザヤは言った,「あなた方は押し固めた干しいちじくの菓子ひとつを取りなさい」。そこで,人々はそれを取ってはれ物の上に置いたところ,その後,彼はしだいに回復した。

8 一方,ヒゼキヤはイザヤに言った,「エホバがわたしをいやしてくださり,わたしが三日目にエホバの家に必ず上って行けるしるしは何ですか」。9 これに対してイザヤは言った,「これが,エホバはご自分の語った言葉を履行されるという,あなたのためのエホバからのしるしです。影は実際,[階段を]十段進むでしょうか。あるいは,十段戻るでしょうか」。10 するとヒゼキヤは言った,「影が十段伸びるのは容易なことですが,影が十段後に戻るのはそうではありません」。11 そこで預言者イザヤはエホバに呼ばわりはじめた。すると,[神]は下った影を段の上,すなわちアハズの[階段の]段の上で,徐々に十段後に戻された。

12 そのころ,バビロンの王バラダンの子,ベロダク・バラダンはヒゼキヤに手紙と贈り物を送った。ヒゼキヤが病気だったことを聞いていたからである。13 そこでヒゼキヤは彼ら[の言うこと]を聴き,宝物庫をことごとく,銀,金,バルサム油,良質の油,その武器庫,およびその財宝の中に見いだされるすべてのものを彼らに見せた。ヒゼキヤが自分の家の中,およびその全領土の中で彼らに見せなかった物はひとつもなかった。

14 その後,預言者イザヤがヒゼキヤ王のもとに入って来て,こう言った。「これらの人々は何と言いましたか。どこからあなたのところにやって来たのですか」。そこでヒゼキヤは言った,「遠い地から,バビロンから彼らは来ました」。15 すると,彼はさらに言った,「彼らはあなたの家の中で何を見ましたか」。これに対してヒゼキヤは言った,「わたしの家の中にあるものをみな見ました。わたしの財宝の中でわたしが彼らに見せなかった物はひとつもありません」。

16 そこで,イザヤはヒゼキヤに言った,「エホバの言葉を聞きなさい,17 『「見よ,日がやって来て,あなたの家の中にあるもの,あなたの父祖たちが今日に至るまで蓄えてきたものがすべて,実際にバビロンに運ばれるであろう。何一つ残されないであろう」と,エホバは言われた。18 「また,あなたから出て来て,あなたがその父となる,あなたの子らのうちのある者たちは連れて行かれ,バビロンの王の宮殿で実際に廷臣となるであろう」』」。

19 すると,ヒゼキヤはイザヤに言った,「あなたが語ったエホバの言葉は結構です」。そして彼はさらに言った,「そうではありませんか。もし,平和と真実がわたしの日のあいだ続くのでしたら」。

20 ヒゼキヤのその他の事績,彼の力強さのすべて,および彼が池と水道を造って,都に水を引いたことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。21 ついにヒゼキヤはその父祖たちと共に横たわり,その子マナセが彼に代わって治めはじめた。
posted by 舞姫 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 19章

聖書 列王記 第二 19章

19 こうして,ヒゼキヤ王は[それを]聞くと,すぐに自分の衣を引き裂き,粗布で身を覆い,エホバの家に入った。2 さらに彼は,家の者たちをつかさどるエリヤキム,書記官シェブナ,および祭司の年長者たちに粗布をまとわせて,アモツの子,預言者イザヤのもとに遣わした。3 そこで,彼らは[イザヤ]に言った,「ヒゼキヤはこのように言われました。『この日は苦難と,叱責と,侮べつに満ちた不遜の日です。子らが胎の口まで来たのに,産む力がないからです。4 恐らく,あなたの神エホバはラブシャケのすべての言葉を聞かれるでしょう。その主,アッシリアの王が,生ける神を嘲弄するために彼を遣わしたのです。あなたの神エホバは,ご自分の聞いた言葉に対して彼に実際に責任を問われるでしょう。それで,あなたは見いだされる残りの者のために祈りをささげなければなりません』」。

5 それで,ヒゼキヤ王の僕たちはイザヤのもとにやって来た。6 するとイザヤは彼らに言った,「あなた方はあなた方の主にこのように言うべきです。『エホバはこのように言われた。「アッシリアの王の従者たちがわたしのことをあしざまに語った,あなたの聞いたその言葉のゆえに恐れてはならない。7 見よ,わたしは彼のうちにひとつの霊を置き,彼は必ずあるうわさを聞いて,自分の土地に帰る。わたしは必ず彼を自分の土地で剣によって倒れさせるであろう」』」。

8 その後,ラブシャケは帰って,アッシリアの王がリブナと戦っているのを見た。彼は[王]がラキシュから引き揚げたことを聞いたからであった。9 彼はエチオピアの王ティルハカに関して,「見よ,彼はあなたと戦うために出て来た」と言うのを聞いた。それゆえ,彼は再びヒゼキヤに使者たちを遣わしてこう言った。10 「お前たちはユダの王ヒゼキヤにこのように言うべきである。『お前が信頼しているお前の神が,「エルサレムはアッシリアの王の手に渡されることはない」と言って,お前を欺くことがあってはならない。11 見よ,お前は,アッシリアの王たちがすべての地を滅びのためにささげて行なったことを聞いた。それでも,お前が救い出されるというのか。12 わたしの父祖たちが滅びに陥れた諸国民の神々は彼ら,すなわちゴザン,ハラン,レツェフ,およびテル・アサルにいたエデンの子らを救い出したか。13 ハマトの王,アルパドの王,およびセファルワイム,ヘナ,イワの諸都市の王―それはどこにいるのか』」。

14 そこで,ヒゼキヤは使者たちの手からその手紙を受け取り,それを読んだ。その後,ヒゼキヤはエホバの家に上って行き,それをエホバの前に広げた。15 そして,ヒゼキヤはエホバの前に祈りはじめて言った,「ケルブたちの上に座しておられる,イスラエルの神エホバよ,ただあなただけが,地のすべての王国の[まことの]神です。あなたが天と地を造られました。16 エホバよ,耳を傾けて,聞いてください。エホバよ,目を開いて,ご覧ください。生ける神を嘲弄するために言ってよこしたセナケリブの言葉をお聞きください。17 エホバよ,アッシリアの王たちが諸国民とその地を荒れ廃れさせたのは事実です。18 そして,彼らはその神々を火に投じました。それらは神ではなく,人の手の作,木や石だったからです。ですから,彼らはそれを滅ぼしたのです。19 それで今,私たちの神エホバよ,どうか,彼の手から私たちを救ってください。地のすべての王国が,エホバよ,あなただけが神であることを知るためです」。

20 そして,アモツの子イザヤはヒゼキヤのところに人をやって言った,「イスラエルの神エホバはこのように言われた。『あなたがアッシリアの王セナケリブに関してわたしにした祈りを,わたしは聞いた。21 これはエホバが彼に向かって語られた言葉である。

「シオンの処女なる娘はあなたをさげすみ,彼女はあなたをあざ笑った。
あなたの後ろでエルサレムの娘はその頭を振った。

22 あなたはだれを嘲弄し,あしざまに言ったのか。
そして,だれに向かって声を上げたのか。
また,目を高い所に上げるのか。
それはイスラエルの聖なる方に向かってだ!

23 あなたは使者たちによってエホバを嘲弄した。そして言う,
『おびただしい戦車を率いて,このわたしは―
わたしは必ず山地の高い所に上るであろう。
レバノンの最果てに。
そして,その高くそびえる杉,そのえり抜きのねずの木を切り倒すであろう。
また,わたしはその最終の宿り場,その果樹園の森林に入る。

24 わたしが必ず掘って,よその水を飲み,
わたしの足の裏でエジプトのすべてのナイルの運河を干上がらせるであろう』。

25 あなたは聞かなかったか。遠い昔の時代から,それがわたしの行なうことである。
昔の日から,わたしはそれを形造りさえした。
今,わたしはそれをもたらす。
そして,あなたは防備の施された都市を荒廃させて廃虚の山とするのに役立つであろう。

26 そして,その住民は手の弱々しいものとなり,
ただおびえるばかりで,恥じるようになる。
彼らは必ず野の草本や柔らかい青草のように,
東風の前の立ち枯れのあるときの,屋根の草[のように]なる。

27 そして,あなたが静かに座るのも,あなたが出て行くのも入って来るのも,わたしはよく知っている。
また,あなたがわたしに向かって奮い立つのも。
28 あなたがわたしに向かって奮い立ち,あなたのわめき[声]が,わたしの耳に入ったからだ。
それで,わたしは必ずあなたの鼻に鉤を,あなたの唇の間にくつわを付け,
あなたが来たその道を通って,確かにあなたを連れ戻すであろう」。

29 「『そして,これがあなたに対するしるしとなるであろう。すなわち,今年はこぼれ種から生えたものを,二年目には独りでに芽を出す穀物を食べることになる。しかし三年目には,あなた方は種をまき,刈り取り,ぶどう園を設けて,その実を食べよ。30 そして,ユダの家の逃れる者たち,残っている者たちは必ず下の方に根を張り,上の方に実を産み出すであろう。31 エルサレムから残りの者が,逃れる者たちがシオンの山から出て行くからである。万軍のエホバの熱心がこれを行なうのである。

32 「『それゆえに,エホバはアッシリアの王に関してこのように言われた。「彼はこの都市に入ることはない。また,そこで矢を射ることも,盾をもってこれに立ち向かうことも,これに向かって攻囲塁壁を盛り上げることもない。33 彼は自分が来た道を通って帰って行き,この都市に入ることはないと,エホバはお告げになる。34 そして,わたしは自分のため,またわたしの僕ダビデのために必ずこの都市を防御して,これを救うであろう」』」。

35 こうして,その夜,エホバの使いが出て行き,アッシリア人の陣営で十八万五千人を討ち倒したのである。人々が朝早く起きてみると,何と,彼らはみな死がいとなっていた。36 それゆえ,アッシリアの王セナケリブは引き揚げて行き,帰って,ニネベに住むようになった。37 そして,彼がその神ニスロクの家で身をかがめていたとき,その子,アドラメレクとシャルエツェルが剣で彼を討ち倒し,彼ら自身はアララトの地へ逃げたのである。そして,その子エサル・ハドンが彼に代わって治めはじめた。
posted by 舞姫 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 18章

聖書 列王記 第二 18章

18 そして,イスラエルの王エラの子ホシェアの第三年に,ユダの王アハズの子ヒゼキヤが王となったのである。2 彼は治めはじめたとき,二十五歳で,エルサレムで二十九年間治めた。そして,彼の母の名はアビといって,ゼカリヤの娘であった。3 そして,彼はすべてその父祖ダビデが行なった通りに,エホバの目に正しいことを行ない続けた。4 高き所を除き,聖柱を粉々に砕き,聖木を切り倒し,モーセの造った銅の蛇を粉々に打ち砕いたのは,彼であった。そのころまでイスラエルの子らは引き続きその[蛇]のために犠牲の煙を立ち上らせていたのである。それは蛇の銅像と呼ばれていた。5 彼はイスラエルの神エホバに信頼した。ユダのすべての王たちの中で,彼の後には,彼よりも前にいた者たち[の中に]さえ,彼のような者はひとりもいなかった。6 そして,彼はエホバに付き従っていた。彼はこの方に従うのをやめず,エホバがモーセに命じられたそのおきてを守り続けた。7 そして,エホバは彼と共におられた。彼はどこへ出て行っても,慎重に行動するのであった。こうして彼はアッシリアの王に背き,これに仕えなかった。8 フィリスティア人をガザ,またその領地に至るまで,見張りの者の塔から防備の施された都市に至るまで打ち倒したのは,彼であった。

9 そして,ヒゼキヤ王の第四年,すなわちイスラエルの王エラの子ホシェアの第七年には,アッシリアの王シャルマネセルがサマリアに攻め上って,これを包囲しはじめたのである。10 そして,彼らは三年の終わりにこれを攻め取った。ヒゼキヤの第六年,すなわちイスラエルの王ホシェアの第九年に,サマリアは攻め取られた。11 その後,アッシリアの王はイスラエルを捕らえてアッシリアに流刑に処し,彼らをハラハと,ゴザン川のほとりのハボルと,メディア人の諸都市に置いた。12 これは,彼らが自分たちの神エホバの声に聴き従わず,その契約,すなわちエホバの僕モーセが命じたすべてのことを踏み越えたからである。彼らは聴き従うこともせず,実行もしなかった。

13 そして,ヒゼキヤ王の第十四年に,アッシリアの王セナケリブがユダの防備の施されたすべての都市に攻め上って,これを奪いはじめた。14 そこでユダの王ヒゼキヤはラキシュのアッシリアの王のところに人をやって,言った,「私は罪をおかしました。私のところから引き返してください。あなたが私に課されるものは何でも負います」。そこで,アッシリアの王は銀三百タラントと金三十タラントをユダの王ヒゼキヤに負わせた。15 それゆえ,ヒゼキヤはエホバの家と王の家の宝物倉に見いだされる銀を全部与えた。16 そのとき,ヒゼキヤはエホバの神殿の扉と,ユダの王ヒゼキヤがかぶせた戸柱を切り離し,これをアッシリアの王に与えた。

17 そこでアッシリアの王はタルタン,ラブサリスおよびラブシャケをラキシュから大軍と共にエルサレムのヒゼキヤ王のところに送った。彼らが上って,エルサレムに来るためであった。そこで,彼らは上って来て,洗濯人の野の街道の傍らにある,上の池の水道のそばに立ち止まった。18 そして彼らは王に呼ばわりはじめたが,家の者たちをつかさどる,ヒルキヤの子エリヤキム,書記官シェブナ,およびアサフの子である記録官ヨアハが彼らのもとに出て行った。

19 そこでラブシャケは彼らに言った,「どうか,ヒゼキヤに言ってもらいたい,『大王,アッシリアの王はこのように言われた。「お前が信頼したこの確信は何か。20 お前は言った(ただし,それは唇の言葉だが),『戦いのための計り事と力強さがある』と。今,お前はだれに頼って,わたしに背いたのか。21 今や,見よ,お前はこの砕かれた葦の支え,エジプトに頼っているが,これは,人が寄り掛かろうものなら,必ずそのたなごころに食い込み,それを刺し通すであろう。エジプトの王ファラオは,すべて彼に頼る者にとってそのようになるのである。22 それでも,もしお前たちがわたしに,『我々が頼っているのは,我々の神エホバである』と言うのであれば,その[神]は,ヒゼキヤがその高き所と祭壇とを取り除いてしまい,ユダとエルサレムに向かって,『あなた方はエルサレムでこの祭壇の前で身をかがめるべきである』と言う,その者のことではないか」』。23 それで今,どうか,我が主,アッシリアの王とかけをしてもらいたい。わたしはあなたに馬二千頭を与えて,あなたが乗り手をそれに乗せられるかどうかを[見よう]。24 それで,あなたは,兵車と騎手のことでエジプトに頼っていながら,どうして我が主の最も小さい僕の一人である総督の顔を引き返させることができようか。25 今,エホバからの認可なしに,わたしはこの場所に攻め上って,これを滅びに陥れようとしているのであろうか。エホバご自身がわたしに,『この地に攻め上れ。あなたはそれを滅びに陥れなければならない』と言われたのだ」。

26 そこで,ヒルキヤの子エリヤキムとシェブナとヨアハはラブシャケに言った,「どうか,僕どもとシリア語で話してください。わたしたちは聴くことができますから。城壁の上にいる民の聞こえるところでは,わたしたちとユダヤ人の言語で話さないでください」。27 しかしラブシャケは彼らに言った,「わたしの主がこれらの言葉を語るよう,わたしを遣わされたのは,あなたの主や,あなたに対してであろうか。それは城壁の上に座っている者たちに対してではないか。彼らがあなた方と共に自分の糞を食らい,自分の尿を飲むようになるためではないか」。

28 こうして,ラブシャケは立ったまま,ユダヤ人の言語で大声で呼ばわりつづけ,さらに話して言った,「大王,アッシリアの王の言葉を聞け。29 王はこのように言われた。『ヒゼキヤがお前たちを欺くことがあってはならない。彼はお前たちをわたしの手から救い出すことはできないからだ。30 また,ヒゼキヤが,「必ずエホバはわたしたちを救い出してくださり,この都市はアッシリアの王の手に渡されることはない」と言って,お前たちをエホバに依り頼ませることがあってはならない。31 ヒゼキヤ[の言うこと]を聴いてはならない。アッシリアの王はこのように言われたからだ。「わたしに降伏し,わたしのもとに出て来て,各々自分のぶどうの木から,各々自分のいちじくの木から食べ,各々自分の水溜めの水を飲め。32 やがてわたしは来て,お前たちをお前たちの土地のような土地,穀物と新しいぶどう酒の土地,パンとぶどう園の土地,油のオリーブの木と蜜の土地に実際に連れて行く。生き続けて,死なないようにせよ。それで,ヒゼキヤ[の言うこと]を聴いてはならない。彼は,『エホバがわたしたちを救い出してくださる』と言って,お前たちを唆すからだ。33 諸国民の神々は一体,各々アッシリアの王の手から自分の国を救い出したであろうか。34 ハマトやアルパドの神々はどこにいるのか。セファルワイム,ヘナおよびイワの神々はどこにいるのか。彼らはサマリアをわたしの手から救い出しただろうか。35 これらの地のすべての神々のうち,だれがわたしの手から自分の地を救い出したので,エホバがわたしの手からエルサレムを救い出せるというのか」』」。

36 だが,民は沈黙しており,彼に一言も答えなかった。王の命令は,「あなた方は彼に答えてはならない」と言うものであったからである。37 しかし,家の者たちをつかさどる,ヒルキヤの子エリヤキム,書記官シェブナ,およびアサフの子である記録官ヨアハは,衣を引き裂いてヒゼキヤのもとに来て,ラブシャケの言葉を告げた。

posted by 舞姫 at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 17章

聖書 列王記 第二 17章

17 ユダの王アハズの第十二年に,エラの子ホシェアがサマリアでイスラエルの王となって九年間[治めた]。2 けれども,彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。ただ,彼よりも前にいたイスラエルの王たちのようではなかった。3 彼のところにアッシリアの王シャルマネセルが攻め上って来たので,ホシェアはその僕となって,彼に貢ぎを納めはじめた。4 ところが,アッシリアの王はホシェアの件で陰謀を見つけた。それは彼がエジプトの王ソに使者を遣わし,アッシリアの王には以前の年々のように貢ぎを運び上らなかったからである。ゆえに,アッシリアの王は彼を閉じ込め,留置場に縛っておいた。

5 こうしてアッシリアの王はこの全土に攻め上り,サマリアに上って来て,三年間これを包囲した。6 ホシェアの第九年に,アッシリアの王はサマリアを攻め取り,イスラエルをアッシリアに流刑に処し,彼らをハラハと,ゴザン川のほとりのハボルと,メディア人の諸都市に住ませた。

7 それで,こうなったのは,イスラエルの子らが,エジプトの王ファラオの手の下から,エジプトの地から彼らを連れ上った,彼らの神エホバに対して罪をおかし,ほかの神々を恐れるようになり,8 エホバがイスラエルの子らの前から追い払われた諸国民の法令や,イスラエルの王たちの作った[法令]にしたがって歩み続けたからである。9 イスラエルの子らは,彼らの神エホバに向かって正しくない事を探るようになり,見張りの者の塔から防備の施された都市に至るまで,彼らのすべての都市に自ら高き所を築き続けた。10 また,彼らはすべての高い丘の上や,すべての生い茂った木の下に自分たちのために聖柱や聖木を立て続けた。11 また,エホバが彼らのゆえに捕らえて流刑に処した諸国民と同様,そこ,すなわちすべての高き所で,彼らは犠牲の煙を立ち上らせ,悪い事を行なってはエホバを怒らせた。

12 こうして,彼らは糞像に仕え続けた。それについてエホバはかつて彼らに,「あなた方はこのような事をしてはならない」と言われたのである。13 また,エホバはご自分のすべての預言者[と]幻を見る者すべてを通して,イスラエルとユダに警告し続けてこう言われた。「あなた方の悪い道から立ち返り,わたしがあなた方の父祖たちに命じ,またわたしの僕である預言者たちを通してあなた方に伝えたすべての律法にしたがって,わたしのおきて,わたしの法令を守りなさい」。14 それでも彼らは聴かず,かえって自分たちの神エホバに信仰を働かせなかった彼らの父祖たちのうなじのように,自分たちのうなじを固くし続けた。15 そして彼らは[神]の規定と,彼らの父祖たちと結ばれたその契約と,それをもって彼らに警告されたその諭しとを退け続け,またむなしい偶像に従って行き,自分たちもむなしいものとなり,そのように行なってはならないとエホバが彼らにお命じになった,周囲にいる諸国民に倣うことさえ[した]。

16 また,彼らは自分たちの神エホバのすべてのおきてを捨てて,自分たちのために鋳物の像,二頭の子牛を造り,聖木を造り,さらに天の全軍に身をかがめ,バアルに仕えはじめた。17 また,自分たちの息子や娘たちに火の中を通らせ,占いを行ない,兆しを求め,身を売ってエホバの目に悪いことを行なっては,[神]を怒らせた。

18 それゆえ,エホバはイスラエルに対して大いにいきり立ち,彼らをみ前から除かれた。ただユダの部族のほかはだれも残されなかった。

19 ユダさえも,彼らの神エホバのおきてを守らず,イスラエルの作った法令にしたがって歩むようになった。20 それゆえ,エホバはイスラエルのすべての胤を退け,彼らを苦しめ,略奪者たちの手に渡して,ついに彼らをご自分の前から捨て去られた。21 それは,[神]がイスラエルをダビデの家から裂き取られ,人々はネバトの子ヤラベアムを王としたからである。次いでヤラベアムはイスラエルをエホバに従うことから引き離し,彼らに大いなる罪をおかさせた。22 そしてイスラエルの子らは,ヤラベアムの行なったすべての罪にしたがって歩むようになった。彼らはそれを離れず,23 ついにエホバは,その僕であるすべての預言者を通して話された通り,イスラエルをみ前から除かれた。こうして,イスラエルは自分の土地を去ってアッシリアに流刑の身となり,今日に至っている。

24 その後,アッシリアの王はバビロン,クタ,アワ,ハマトおよびセファルワイムから[人々を]連れて来て,イスラエルの子らの代わりにサマリアの諸都市に住ませた。それで彼らはサマリアを手に入れ,その諸都市に住むようになった。25 けれども,彼らはそこに住み始めたころ,エホバを恐れなかったのである。それゆえ,エホバは彼らのうちにライオンを送り,それは彼らのうちで[人を]殺すものとなった。26 そこで彼らはアッシリアの王に伝言して言った,「あなたが捕らえて流刑に処し,サマリアの諸都市に住み着かせた諸国の民は,この地の神の宗教を知りませんので,その[神]は彼らのうちにライオンを送っています。ご覧なさい,それは彼らを殺しています。それは,この地の神の宗教を知っている者がいないからです」。

27 そこで,アッシリアの王は命じて言った,「あなた方がそこから流刑に処した祭司の一人をそこに行かせなさい。行かせて,そこに住ませ,その地の神の宗教を教えさせなさい」。28 それで,彼らがサマリアから流刑に処した祭司の一人が来て,ベテルに住むようになり,どのようにしてエホバを恐れるべきかについて彼らに教える者となった。

29 ところが,それぞれの国民は,銘々自分たちの神を造る者となって,それをサマリア人が造った高き所の家に置き,それぞれの国民は,自分たちの住んでいる諸都市で[そのようにした]。30 そしてバビロンの人々は,スコト・ベノトを造り,クトの人々はネルガルを造り,ハマトの人々はアシマを造った。31 アワ人は,ニブハズとタルタクを造った。セファルワイム人はセファルワイムの神々アドラメレクとアナメレクのために自分たちの子らを火で焼くのであった。32 また,彼らはエホバを恐れる者となり,自分たちのために一般の民から高き所の祭司たちを任じ,それらの者は彼らのために高き所の家で職務を行なう者となった。33 彼らはエホバを恐れる者となったものの,人々が彼らをその中から流刑に処した諸国民の宗教にしたがって,自分たちの神々を崇拝する者となっていた。

34 今日に至るまで,彼らは自分たちの以前の宗教にしたがって行なっている。エホバを恐れる者,その法令や司法上の定め,およびエホバがその名をイスラエルとしたヤコブの子らに命じられた律法やおきてにしたがって行なう者はいなかった。35 かつて,エホバは彼らと契約を結び,彼らに命じて言われた,「あなた方はほかの神々を恐れてはならない。また,これに身をかがめても,これに仕えても,これに犠牲をささげてもならない。36 ただ,大いなる力と差し伸べた腕とをもって,あなた方をエジプトの地から連れ上ったエホバこそ,あなた方が恐れるべき[神]であり,これに身をかがめ,これに犠牲をささげるべきである。37 また,この[神]があなた方のために書き記した規定と,司法上の定めと,律法と,おきてを常に必ず行なうべきである。あなた方はほかの神々を恐れてはならない。38 また,わたしがあなた方と結んだ契約を忘れてはならない。あなた方はほかの神々を恐れてはならない。39 ただ,あなた方の神エホバを恐れるべきである。この方こそ,すべての敵の手からあなた方を救い出す[神]だからである」。

40 それでも,彼らは従わず,かえって彼らの以前の宗教にしたがって行なっていた。41 こうして,これら諸国の民はエホバを恐れる者となったが,彼らが仕えていたのは,自分たちの彫像であった。その子らも,孫たちも共に,その父祖たちが行なった通りに,今日に至るまで行なっている。
posted by 舞姫 at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 16章

聖書 列王記 第二 16章

16 レマルヤの子ペカハの第十七年に,ユダの王ヨタムの子アハズが王となった。2 アハズは治めはじめたとき,二十歳で,エルサレムで十六年間治めたが,彼はその父祖ダビデのようには,彼の神エホバの目に正しいことを行なわなかった。3 それで彼はイスラエルの王たちの道に歩むようになり,エホバがイスラエルの子らのゆえに追い払われた諸国民の忌むべきことにならって,自分の子にさえ火の中を通らせた。4 それに,彼は高き所,丘の上,すべての生い茂った木の下で犠牲をささげたり,犠牲の煙を立ち上らせたりしていた。

5 シリアの王レツィンとイスラエルの王レマルヤの子ペカハが戦いでエルサレムに攻め上って来て,アハズを包囲したのは,そのころであったが,彼らは戦うことができなかった。6 そのとき,シリアの王レツィンはエラトをエドムに復帰させ,その後ユダヤ人をエラトから一掃した。こうして,エドム人がエラトに入り,そこに住み着いて今日に至っている。7 それでアハズは使者をアッシリアの王ティグラト・ピレセルに遣わして言った,「私はあなたの僕で,あなたの子です。上って来て,私に向かって立ち上がっているシリアの王のたなごころと,イスラエルの王のたなごころから私を救ってください」。8 そこで,アハズはエホバの家と王の家の宝物倉に見いだされる銀と金を取り,アッシリアの王にわいろを送った。9 そこでアッシリアの王は彼[の言うこと]を聴き入れ,アッシリアの王はダマスカスに上って行き,これを攻め取り,その[民]をキルへ流刑に処し,またレツィンを殺した。

10 それから,アハズ王はダマスカスでアッシリアの王ティグラト・ピレセルに会うために行き,ダマスカスにある祭壇を見た。そこでアハズ王はその祭壇の略図と,そのすべての造りに関するひな型を祭司ウリヤに送った。11 こうして,祭司ウリヤは祭壇を築いた。すべてアハズ王がダマスカスから送ったものにしたがって,祭司ウリヤはその通りに,アハズ王がダマスカスから来るときまでにそれを造った。12 王はダマスカスから来ると,王はその祭壇を見た。王は祭壇に近づき,その上で捧げ物を供えはじめた。13 さらに,彼はその焼燔の捧げ物と穀物の捧げ物の煙を立ち上らせ,飲み物の捧げ物を注ぎ,そして彼のものである共与の犠牲の血をその祭壇の上に振り掛けた。14 そして,エホバの前にあった銅の祭壇は,今度はその家の前から,すなわち彼の祭壇とエホバの家との間から近くに持って来て,彼の祭壇の北側に置いた。15 次いでアハズ王は彼に,すなわち祭司ウリヤに命じて言った,「朝の焼燔の捧げ物,また夕方の穀物の捧げ物,王の焼燔の捧げ物とその穀物の捧げ物,すべてのこの地の民の焼燔の捧げ物と穀物の捧げ物と飲み物の捧げ物の煙をこの大祭壇の上で立ち上らせなさい。焼燔の捧げ物の血と犠牲の血はすべて,その上に振り掛けるべきである。あの銅の祭壇は,わたしが考慮するためのものとなろう」。16 こうして,祭司ウリヤは,すべてアハズ王が命じた通りに行なうことにした。

17 その上,アハズ王は運び台の側壁を切り裂き,それらの台から水盤を取り外し,海をその下にある銅の雄牛から下ろして,それを石の舗装の上に置いた。18 また,人々がこの家の中に造った,安息日のための覆いのある建造物と,王の外側の入り道を,彼はアッシリアの王のためにエホバの家から移した。

19 アハズのその他の事績,彼が行なったことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。20 ついにアハズはその父祖たちと共に横たわり,“ダビデの都市”に父祖たちと共に葬られた。その子ヒゼキヤが彼に代わって治めはじめた。
posted by 舞姫 at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 15章

聖書 列王記 第二 15章

15 イスラエルの王ヤラベアムの第二十七年に,ユダの王アマジヤの子アザリヤが王となった。2 彼は治めはじめたとき,十六歳で,エルサレムで五十二年間治めた。そして彼の母の名はエコルヤといって,エルサレムの出であった。3 そして彼はエホバの目に廉直なことを行ない続けた。すべてその父アマジヤが行なった通りであった。4 ただし,高き所だけはなくならなかった。民はなおも,高き所で犠牲をささげたり,犠牲の煙を立ち上らせたりしていた。5 ついにエホバは王に災厄を下されたので,彼はその死ぬ日までらい病人のままで,務めを免除されてその家に住んでいた。一方,王の子ヨタムが家をつかさどって,この地の民を裁いていた。6 アザリヤのその他の事績,および彼が行なったすべてのことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。7 ついにアザリヤはその父祖たちと共に横たわり,人々は彼を“ダビデの都市”に父祖たちと共に葬った。その子ヨタムが彼に代わって治めはじめた。

8 ユダの王アザリヤの第三十八年に,ヤラベアムの子ゼカリヤがサマリアで六か月間イスラエルの王となった。9 そして,彼はその父祖たちが行なったように,エホバの目に悪いことを行ない続けた。彼はイスラエルに罪をおかさせた,ネバトの子ヤラベアムの罪を離れなかった。10 そこで,ヤベシュの子シャルムが彼に対して陰謀を企て,イブレアムで彼を討ち倒し,これを殺して,彼に代わって治めはじめた。11 ゼカリヤのその他の事績は,まさしくイスラエルの王たちの時代の事績の書に記されている。12 それはかつてエヒウに,「子らが四代まで,あなたのためにイスラエルの王座に座るであろう」と言って話された,エホバの言葉であった。そしてその通りになった。

13 ヤベシュの子シャルムは,ユダの王ウジヤの第三十九年に王となって,サマリアで太陰の満一か月間治めた。14 ときに,ガディの子メナヘムがティルツァから上って,サマリアに来て,サマリアでヤベシュの子シャルムを討ち倒し,これを殺して,彼に代わって治めはじめた。15 シャルムのその他の事績,および彼の企てた陰謀は,まさしくイスラエルの王たちの時代の事績の書に記されている。16 メナヘムがティルツァから出て[行って]ティフサハと,その中にいたすべての者,およびその領地を討ったのは,そのころであった。それが開かなかったので,彼はこれを討ったのである。そのすべての妊婦たちを,彼は切り裂いた。

17 ユダの王アザリヤの第三十九年に,ガディの子メナヘムはイスラエルの王となって十年間サマリアで[治めた]。18 そして,彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。彼はその一生の間,イスラエルに罪をおかさせた,ネバトの子ヤラベアムのすべての罪を離れなかった。19 アッシリアの王プルはこの地に入った。そこでメナヘムは銀一千タラントをプルに与えた。それは[プル]の手が彼と共にあって,王国を自分の手のうちに強めるためであった。20 それでメナヘムはイスラエルの費用で,すなわちすべての勇敢な力のある者たちの費用で,各人につき銀五十シェケルをアッシリアの王に与えるために銀を出した。そこでアッシリアの王は引き返し,そこに,その地にはとどまらなかった。21 メナヘムのその他の事績,および彼が行なったすべてのことは,イスラエルの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。22 ついにメナヘムはその父祖たちと共に横たわり,その子ペカフヤが彼に代わって治めはじめた。

23 ユダの王アザリヤの第五十年に,メナヘムの子ペカフヤはサマリアでイスラエルの王となって二年間[治めた]。24 そして彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。彼はイスラエルに罪をおかさせた,ネバトの子ヤラベアムの罪を離れなかった。25 ときに,彼の副官である,レマルヤの子ペカハは彼に対して陰謀を企て,サマリアの王の家の住まいの塔で彼をアルゴブとアルエと共に討ち倒した。[ペカハ]のもとにはギレアデの子ら五十人がいた。それで[ペカハ]は彼を殺し,彼に代わって治めはじめた。26 ペカフヤのその他の事績,および彼の行なったすべてのことは,まさしくイスラエルの王たちの時代の事績の書に記されている。

27 ユダの王アザリヤの第五十二年に,レマルヤの子ペカハはサマリアでイスラエルの王となって二十年間[治めた]。28 そして彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。彼はイスラエルに罪をおかさせた,ネバトの子ヤラベアムの罪を離れなかった。29 イスラエルの王ペカハの時代に,アッシリアの王ティグラト・ピレセルが来て,イヨン,アベル・ベト・マアカ,ヤノアハ,ケデシュ,ハツォル,ギレアデ,ガリラヤ,ナフタリの全地を取り,人々をアッシリアへ流刑に処した。30 ついにエラの子ホシェアはレマルヤの子ペカハに対して陰謀をたくらみ,彼を討って,これを殺し,ウジヤの子ヨタムの第二十年に彼に代わって治めはじめた。31 ペカハのその他の事績,および彼が行なったすべてのことは,まさしくイスラエルの王たちの時代の事績の書に記されている。

32 イスラエルの王レマルヤの子ペカハの第二年に,ユダの王ウジヤの子ヨタムが王となった。33 彼は治めはじめたとき,二十五歳で,エルサレムで十六年間治めた。そして彼の母の名はエルシャといって,ザドクの娘であった。34 そして,彼はエホバの目に正しいことを行ない続けた。すべてその父ウジヤが行なった通りに行なった。35 ただし,高き所だけはなくならなかった。民はなおも,高き所で犠牲をささげたり,犠牲の煙を立ち上らせたりしていた。エホバの家の上の門を建てたのは彼であった。36 ヨタムのその他の事績,彼の行なったことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。37 そのころ,エホバはシリアの王レツィンとレマルヤの子ペカハをユダを攻めるよう差し向け始められた。38 ついにヨタムはその父祖たちと共に横たわり,その父祖“ダビデの都市”に父祖たちと共に葬られた。その子アハズが彼に代わって治めはじめた。
posted by 舞姫 at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 14章

聖書 列王記 第二 14章

14 イスラエルの王エホアハズの子エホアシュの第二年に,ユダの王エホアシュの子アマジヤが王となった。2 彼は治めはじめたとき,二十五歳で,エルサレムで二十九年間治めた。そして彼の母の名はエホアディンといって,エルサレムの出であった。3 ところで,彼はエホバの目に廉直なことを行ない続けたが,ただその父祖ダビデのようではなかった。すべてその父エホアシュが行なった通りに,彼は行なった。4 ただし,高き所だけはなくならなかった。民はなおも,高き所で犠牲をささげたり,犠牲の煙を立ち上らせたりしていた。5 そして,王国が彼の手のうちに強固になるや,彼は自分の父である王を討ち倒した僕たちを討ち倒しはじめたのである。6 けれども,その討った者の子らは殺さなかった。エホバが命じてお与えになった,モーセの律法の書に記されているところによったのである。こう言われている。「父は子のために殺されてはならず,子も父のために殺されてはならない。ただ,自分の罪のために各々殺されるべきである」。7 彼は,“塩の谷”でエドム人,一万人を討ち倒し,戦いでセラを奪った。そして,その名はヨクテエルと呼ばれて,今日に至っている。

8 アマジヤがイスラエルの王エヒウの子エホアハズの子エホアシュに使者を送って,「さあ,来なさい。互いに顔を合わせようではないか」と言ったのは,そのころであった。9 そこで,イスラエルの王エホアシュはユダの王アマジヤに人をやって言った,「レバノンにあるとげのある雑草が,レバノンにある杉に,『どうか,あなたの娘をわたしの息子に妻として下さい』と言い送った。ところが,レバノンにいる野の野獣が通り過ぎて,そのとげのある雑草を踏みにじった。10 あなたは紛れもなくエドムを討ち倒し,あなたの心はあなたを高めた。自分の栄誉を享受し,自分の家にとどまっていなさい。それに,どうして不利な状態の下で争いを起こして,あなたも,あなたと共にユダも倒れなければならないのか」。11 それでも,アマジヤは聴き入れなかった。

そこで,イスラエルの王エホアシュは上って来て,ふたりは,すなわち彼とユダの王アマジヤは,ユダに属するベト・シェメシュで互いに顔を合わせた。12 そしてユダはイスラエルの前に撃ち破られたので,彼らは各々自分の天幕に逃げ去った。13 そして,アハジヤの子エホアシュの子,ユダの王アマジヤを,イスラエルの王エホアシュはベト・シェメシュで捕らえた。その後,彼らはエルサレムに来て,彼はエルサレムの城壁に“エフライムの門”のところで“隅の門”に至るまで,四百キュビトにわたって破れ口を作った。14 そして,彼はエホバの家と王の家の宝物倉とに見いだされるすべての金銀,およびすべての器物類,それに人質を取り,それからサマリアに帰った。

15 エホアシュのその他の事績,彼が行なったこと,その力強いこと,および彼がユダの王アマジヤと戦ったことは,イスラエルの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。16 ついにエホアシュはその父祖たちと共に横たわり,イスラエルの王たちと共にサマリアに葬られ,その子ヤラベアムが彼に代わって治めはじめた。

17 そして,ユダの王エホアシュの子アマジヤはイスラエルの王エホアハズの子エホアシュの死後,十五年間生き長らえた。18 アマジヤのその他の事績は,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。19 ついに人々はエルサレムで共謀して彼に対して同盟を結んだので,彼はラキシュに逃げて行ったが,彼らは人をやってラキシュまで彼を追いかけさせ,そこで彼を殺させた。20 それで,人々は彼を馬に載せて運び,彼はエルサレムで父祖たちと共に“ダビデの都市”に葬られた。21 そこでユダの民はみなアザリヤを取り,彼は当時十六歳であったが,これをその父アマジヤの代わりに王とした。22 王がその父祖たちと共に横たわった後,彼がエラトを建てて,これをユダに復帰させた。

23 ユダの王エホアシュの子アマジヤの第十五年に,イスラエルの王エホアシュの子ヤラベアムはサマリアで王となり,四十一年間[治めた]。24 そして彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。彼はイスラエルに罪をおかさせた,ネバトの子ヤラベアムのすべての罪を離れなかった。25 イスラエルの境界をハマトに入るところからアラバの海に至るまで回復したのは彼であった。それは,イスラエルの神エホバが,その僕,ガト・ヘフェルの出身の預言者,アミタイの子ヨナを通して語られた言葉のとおりであった。26 それはエホバがイスラエルの非常にひどい悩みをご覧になられたからである。無力な者も無用な者もおらず,またイスラエルのための助け手もいなかった。27 けれども,エホバはイスラエルの名を天の下から消し去らないことを約束しておられた。それゆえ,エホアシュの子ヤラベアムの手によって彼らを救われたのである。

28 ヤラベアムのその他の事績,彼が行なったすべてのこと,その力強いこと,彼が戦ったこと,またダマスカスとハマトをイスラエルのユダに復帰させたことは,イスラエルの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。29 ついにヤラベアムはその父祖たちと共に,イスラエルの王たちと共に横たわり,その子ゼカリヤが彼に代わって治めはじめた。
posted by 舞姫 at 04:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 13章

聖書 列王記 第二 13章

13 ユダの王アハジヤの子エホアシュの第二十三年に,エヒウの子エホアハズはサマリアでイスラエルの王となって十七年間[治めた]。2 そして彼はエホバの目に悪いことを行ない続け,イスラエルに罪をおかさせたネバトの子ヤラベアムの罪を追い求めて歩んだ。彼はそれから離れなかった。3 それで,エホバの怒りがイスラエルに対して燃えたので,その時代中ずっと[神]は彼らをシリアの王ハザエルの手に,またハザエルの子ベン・ハダドの手に渡された。

4 やがて,エホアハズがエホバの顔を和めたので,エホバはこれを聴き入れられた。イスラエルに対する虐げをご覧になられたのである。シリアの王が彼らを虐げたためである。5 それゆえ,エホバはイスラエルにひとりの救い手を与えられたので,彼らはシリアの手の下から出て来て,イスラエルの子らは以前のように自分たちの家に引き続き住んだ。6 (ただし,イスラエルに罪をおかさせた,ヤラベアムの家の罪からは離れなかった。彼はそのうちを歩んだ。聖木さえもサマリアに立っていた。)7 シリアの王が彼らを脱穀の際の塵のようにしようと彼らを滅ぼしたため,エホアハズには騎手五十人,兵車十台,徒歩の者たち一万人のほかは民をだれも残さなかったのである。

8 エホアハズのその他の事績,彼の行なったすべてのこと,およびその力強いことは,イスラエルの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。9 ついにエホアハズはその父祖たちと共に横たわり,人々は彼をサマリアに葬った。その子エホアシュが彼に代わって治めはじめた。

10 ユダの王エホアシュの第三十七年に,エホアハズの子エホアシュがサマリアでイスラエルの王となって十六年間[治めた]。11 そして,彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。彼は,イスラエルに罪をおかさせたネバトの子ヤラベアムのすべての罪を離れなかった。彼はそのうちを歩んだ。

12 エホアシュのその他の事績,彼の行なったすべてのこと,その力強いこと,[および]彼がユダの王アマジヤと戦ったことは,イスラエルの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。13 ついにエホアシュはその父祖たちと共に横たわり,ヤラベアムがその王座に座した。一方,エホアシュはイスラエルの王たちと共にサマリアに葬られた。

14 エリシャについていえば,彼は病気を患い,そのために死にそうになっていた。それで,イスラエルの王エホアシュは彼のところに下って来て,その顔の上に泣き伏し,「我が父,我が父,イスラエルの戦車とその騎手たちよ!」と言いだした。15 するとエリシャは彼に,「弓と矢を取りなさい」と言った。それで彼は自分のために弓と矢を取った。16 次いで彼はイスラエルの王に,「弓に手を掛けなさい」と言った。そこで彼がそれに手を掛けると,その後,エリシャは自分の手を王の手の上に載せた。17 それから彼は,「東に向かって窓を開けなさい」と言った。それで彼はそれを開けた。ついにエリシャは,「射なさい!」と言った。それで彼は[矢を]射た。そこで[エリシャ]は言った,「エホバの救いの矢,すなわちシリアに対する救いの矢! そして,あなたは必ずやアフェクでシリアを徹底的に討ち倒すであろう」。

18 次いで彼は言った,「矢を取りなさい」。そこで彼は[矢]を取った。それから彼はイスラエルの王に,「地を打ちなさい」と言った。それで,彼は三回打ってやめた。19 すると,[まことの]神の人は彼に対して憤慨した。ゆえに彼は言った,「五回か六回打つべきであった! そうであれば,あなたは確かにシリアを徹底的に討ち倒したであろう。だが,今や,あなたがシリアを討ち倒すのは三度であろう」。

20 その後,エリシャは死に,人々は彼を葬った。ときに,年が巡るごとに,この地に決まって入って来るモアブ人の略奪隊があった。21 そして,人々がひとりの人を葬ろうとしていたところ,何と,彼らは略奪隊を見た。彼らはすぐにその人をエリシャの埋葬所に投げ入れて,去って行った。その人はエリシャの骨に触れると,直ちに生き返り,自分の足で立った。

22 シリアの王ハザエルは,エホアハズの時代中ずっとイスラエルを虐げた。23 それでも,エホバはアブラハム,イサク,ヤコブとの契約のために彼らに恵みを示し,これを憐れみ,これを顧みられた。彼らを滅びに陥れることを望まず,今に至るまでみ顔の前からこれを捨て去られなかった。24 ついにシリアの王ハザエルは死に,その子ベン・ハダドが彼に代わって治めはじめた。25 そこで,エホアハズの子エホアシュは,その父エホアハズの手からハザエルが戦いで取った諸都市を,その子ベン・ハダドの手から再び取り返した。エホアシュは三度彼を討ち倒し,イスラエルの諸都市を取り戻した。
posted by 舞姫 at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 12章

聖書 列王記 第二 12章

12 エヒウの第七年に,エホアシュは王となり,エルサレムで四十年間治めた。そして,彼の母の名はツィブヤといって,ベエル・シェバの出身であった。2 そしてエホアシュは,祭司エホヤダが彼を教えた時代中ずっと,エホバの目に正しいことを行ない続けた。3 ただし,高き所だけはなくならなかった。民はなおも,高き所で犠牲をささげたり,犠牲の煙を立ち上らせたりしていた。

4 そこでエホアシュは祭司たちに言った,「エホバの家に運ばれる,聖なる捧げ物としてのすべての金,すなわち各人の賦課されている金,個人的な見積もりによる魂のための金,エホバの家に持って行こうとの[考え]が各人の心に起きたすべての金は,5 祭司たちが自分たちのために,各々知り合いから受け取り,どこでも裂け目が見つかるなら,その家の裂け目を修理させるように」。

6 ところが,エホアシュ王の第二十三年になっても,祭司たちはまだその家の裂け目を修理していなかったのである。7 そこで,エホアシュ王は祭司エホヤダと祭司たちを呼んで彼らに言った,「あなた方がこの家の裂け目を修理しないのはどういう訳か。それでは,もう,あなた方の知り合いから金を受け取ってはならない。この家の裂け目のために,あなた方はそれを渡すように」。8 そこで,祭司たちはもう民から金を受け取らないことと,その家の裂け目を修理しないこととに同意した。

9 さて,祭司エホヤダはひとつの大箱を取り,そのふたに穴をあけて,それを祭壇の傍ら,人がエホバの家に入る際の右側に置いた。祭司たち,つまり入口を守る者たちは,エホバの家に運ばれて来る金を皆そこに入れた。10 そして,大箱の中に沢山の金があるのを見るや,王の書記官と大祭司が上って来て,それを束ね,エホバの家で見いだされる金を計算したのである。11 こうして,彼らは数えて分けられた金を,エホバの家[のために]任じられた,工事をする者たちの手に渡した。すると,彼らはそれをエホバの家で働いている木の細工師や建築者たち,12 および石工や石切り工に,またエホバの家の裂け目を修理するための材木や切り石を買うため,またその家を修理するためそれに費されたすべてのもののために支払った。

13 ただし,エホバの家に関しては,エホバの家に運ばれて来る金で,銀の水盤,明かり消し,鉢,ラッパなど,どんな金の器物も銀の器物も造られなかった。14 工事をする者たちに彼らはきまってそれを与え,彼らはそれでエホバの家を修理したからである。15 また,工事をする者たちに与えるように金をその手に渡した人々との勘定を求めなかった。彼らが忠実に働いていたからである。16 罪科の捧げ物としての金と,罪の捧げ物としての金とは,エホバの家に運ばれなかった。それで,それは祭司たちのものとなった。

17 シリアの王ハザエルが上って来てガトと戦い,これを攻め取ったのはそのころであって,その後,ハザエルはエルサレムに攻め上ろうと,その顔を向けた。18 そこで,ユダの王エホアシュは,その父祖であるユダの王エホシャファト,エホラム,アハジヤが神聖なものとしてささげたすべての聖なる捧げ物,および自分の聖なる捧げ物,並びにエホバの家と王の家との宝物倉に見いだされたすべての金を取って,それをシリアの王ハザエルに送った。そこで彼はエルサレムから退いた。

19 エホアシュのその他の事績,彼の行なったすべてのことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。20 ところが,彼の僕たちは立ち上がり,共謀して同盟を結び,シラに下る[道にある]塚の家でエホアシュを討ち倒した。21 ときに,彼を討ち倒したのは,その僕である,シムアトの子ヨザカルと,ショメルの子エホザバドであった。それで彼は死んだ。そこで人々は彼を“ダビデの都市”にその父祖たちと共に葬った。その子アマジヤが彼に代わって治めはじめた。
posted by 舞姫 at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

聖書 列王記 第二 11章

聖書 列王記 第二 11章

11 さて,アハジヤの母アタリヤであるが,彼女は自分の子が死んだのを見た。そこで彼女は立ち上がり,王国の子孫をことごとく滅ぼした。2 ところが,アハジヤの姉妹である,エホラム王の娘エホシェバは,アハジヤの子エホアシュを取り,殺されようとしていた王の子らの中から,それもその子とその乳母をこっそり奪って,寝いすのための奥の部屋に入れ,彼らはアタリヤの顔からその子を隠しておいたので,彼は殺されなかった。3 こうして,彼は彼女と共にエホバの家に六年間隠れてとどまっていた。その間,アタリヤがこの地を治めていた。

4 そして,その第七年にエホヤダは人をやって,カリ人の護衛と走者の百人の長たちを招き寄せ,エホバの家の自分のもとに連れて来させ,彼らと契約を結び,エホバの家で彼らに誓わせ,その後,彼らに王の子を見せた。5 次いで,彼らに命じて言った,「あなた方のする事はこうだ。すなわち,あなた方のうちの三分の一は安息日に入って来て,王の家の厳重な見張りをすることになる。6 三分の一は“基の門”におり,三分の一は走者の後ろの門にいる。あなた方は交替でこの家の厳重な見張りをしなければならない。7 また,あなた方のうちには,すべて安息日に出て行く二つの組があるが,彼らは王のためにエホバの家の厳重な見張りをしなければならない。8 そして,あなた方は,各々武器を手にして,王の周りを取り囲まなければならない。その列の内側に入る者はだれでも殺される。それで,王が出て行くときにも,入るときにも,共にいなさい」。

9 こうして,百人の長たちは,すべて祭司エホヤダが命じた通りに行なった。それで彼らは各々,安息日に入って来る部下と,安息日に出て行く者たちとを一緒に率いて,祭司エホヤダのところに来た。10 そこで,祭司はエホバの家にある,ダビデ王のものであった槍と円盾を百人の長たちに渡した。11 それで,走者たちは各々武器を手にして,その家の右側から家の左側に至るまで,祭壇や家の傍らで,王の近くの周りに立っていた。12 そこで[エホヤダ]は王の子を連れ出し,その子に王冠と証を着けさせた。それで彼らは彼を王とし,彼に油をそそいだ。そして彼らは手をたたいて,「王が生き長らえますように!」と言いはじめた。

13 アタリヤは民の走る物音を聞くと,すぐにエホバの家の民のところに来た。14 そこで彼女が見ると,何と,王が慣例にしたがって柱の傍らに立っており,王の傍らには長たちがおり,ラッパがあった。この地の民はみな歓んで,ラッパを吹き鳴らしていた。直ちにアタリヤはその衣を引き裂き,「陰謀だ! 陰謀だ!」と叫びだした。15 しかし,祭司エホヤダは軍勢の任じられた者たちである百人の長たちに命じて言った,「彼女を列の内側から連れ出せ。だれでも彼女に付いて来る者は,剣で処刑するように!」 これは祭司がさきに,「彼女はエホバの家で殺されてはならない」と言ったからである。16 そこで彼らは彼女を取り押さえ,彼女は王の家の馬の入り口の道を通って来たが,ついにそこで殺された。

17 それからエホヤダはエホバと王と民との間で,彼らがエホバの民になるという契約を結び,また王と民との間でも[そうした]。18 その後,この地の民は皆,バアルの家に行って,その祭壇を取り壊し,その像を徹底的に打ち壊し,バアルの祭司マタンを祭壇の前で殺した。

こうして,祭司はエホバの家に監督たちを立てた。19 さらに,[エホヤダ]は百人の長たち,カリ人の護衛,走者たちとすべての地の民を率いた。彼らが王をエホバの家から連れ下るためであった。彼らはやがて走者の門の道を通って王の家に来た。そして彼は王たちの王座に座ることになった。20 こうして,この地の民はみな引き続き歓び,この都には何の騒動もなかった。アタリヤを彼らは王の家で剣で殺したのである。

21 エホアシュは,治めはじめたとき,七歳であった。
posted by 舞姫 at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 10章

聖書 列王記 第二 10章

10 さて,アハブにはサマリアに七十人の子らがあった。そこで,エヒウは手紙を書いて,それをサマリアのエズレルの君たちや,年長者たち,およびアハブの養育者たちに送って言った,2 「それでは,この手紙があなた方のところに届くそのとき,あなた方のところにはあなた方の主の子らがおり,またあなた方のところには戦車も馬も防備の施された都市も武具もある。3 だから,あなた方はあなた方の主の子らのうち最も優れた,最も廉直な者を見定めて,その子をその父の王座に立てなければならない。それから,あなた方の主の家のために戦え」。

4 それで,彼らは大変恐れ,「見よ,二人の王が彼の前に立てなかったのに,どうしてこの我々が立てよう」と言いだした。5 それゆえ,その家をつかさどる者,都市をつかさどる者,年長者たち,および養育者たちはエヒウに人をやって言った,「私どもはあなたの僕ですから,あなたが私どもにおっしゃることは何でも致します。私どもはだれをも王に致しません。あなたの目に善いことを行なってください」。

6 そこで彼は二度目の手紙を彼らに書いてこう言った。「もしあなた方がわたしに属しており,わたしの声に従っているのなら,あなた方の主の子らである人々の首を取り,明日の今ごろ,エズレルのわたしのもとに来なさい」。

さて,王の子ら,七十人は,彼らを育てていた,その都市の際立った人々のもとにいた。7 そして,その手紙が彼らのもとに届くや,彼らは王の子らを捕らえて,[彼ら],七十人を打ち殺し,その後,彼らの首をかごに入れ,それをエズレルの[エヒウ]のもとに送ったのである。8 それで使者がやって来て,彼に告げて言った,「彼らは王の子らの首を持って参りました」。そこで彼は言った,「それを朝まで門の入口のそばに二つの山にして置きなさい」。9 そして,朝,彼は出て行ったのである。それから彼は立ち止まって,すべての民に言った,「あなた方は義にかなっています。聞きなさい,わたしがわたしの主に対して陰謀を企てて,彼を殺したのです。しかし,だれがこれらの者すべてを討ち倒したのですか。10 ですから,エホバがアハブの家に対して話された,エホバの言葉は何一つ[成就されずには]地に落ちないことを知りなさい。エホバが,その僕エリヤによって話したことを行なわれたのです」。11 その上,エヒウはエズレルのアハブの家の残っている者全部と,その際立った者たち,その知人および祭司たちすべてを討ち倒して,彼の者でひとりも生存者を残さないまでにした。

12 それから,彼は立って行き,サマリアへ出かけて行った。羊飼いの縛る家が途中にあった。13 そして,エヒウがユダの王アハジヤの兄弟たちに出会った。彼は,「あなた方はだれですか」と言うと,彼らは,「わたしたちはアハジヤの兄弟で,王の子たちと,貴婦人の子たちのことが万事うまくいっているかどうかを尋ねに下る途中です」と言った。14 直ちに彼は言った,「あなた方は彼らを生け捕りにせよ!」 それで,人々は彼らを生け捕りにし,彼ら,四十二人を,縛る家の水溜めのほとりで打ち殺し,彼はそのうちただのひとりも残さなかった。

15 彼がそこから進んで行くと,彼を迎えに[来た]レカブの子エホナダブと出会った。[エヒウ]は彼を祝福すると,これに言った,「わたしの心があなたの心と共にあるように,あなたの心は,わたしと共にあって廉直ですか」。

これに対してエホナダブは,「そうです」と言った。

「もしそうなら,あなたの手をぜひわたしに出しなさい」。

そこで,彼は手を[エヒウ]に差し出した。すると,[エヒウ]は彼を自分と共に兵車に乗り込ませた。16 それから彼は言った,「ぜひ,わたしと共に進んで行き,わたしがエホバと張り合う関係を一切認めていないのを見なさい」。こうして,彼らは彼を[エヒウ]と共にその戦車に乗せて行った。17 ついに彼はサマリアに来た。そこで,彼はサマリアのアハブの者で残っている者すべてを討ち倒し,ついに彼らを滅ぼし尽くした。エホバがエリヤに語った言葉の通りであった。

18 その上,エヒウは民すべてを寄せ集めて,こう言った。「アハブはバアルを少ししか崇拝しなかったが,エヒウはこれを大いに崇拝するであろう。19 だから今,バアルのすべての預言者,そのすべての崇拝者と,その祭司たちを皆わたしのところに呼び寄せよ。ただのひとりも欠けないようにせよ。わたしにはバアルのための大いなる犠牲があるからだ。欠ける者はだれでも,生き続けることはないであろう」。エヒウは,バアルの崇拝者たちを滅ぼす目的で,ずる賢く行動したのである。

20 次いで,エヒウは,「バアルのために聖会を神聖なものとして執り行ないなさい」と言った。そこで彼らはこれをふれ告げた。21 その後,エヒウはあまねく全イスラエルに人を遣わしたので,バアルの崇拝者たちは皆やって来た。それで,残っていて,来なかった者はひとりもいなかった。こうして彼らはバアルの家に入って来たので,バアルの家は端から端まで一杯になった。22 そこで,彼は衣装部屋をつかさどる者に,「バアルの崇拝者全部のために衣を出してやりなさい」と言った。それで,彼らのために衣装を出してやった。23 それから,エヒウはレカブの子エホナダブと共にバアルの家に入った。そこで彼はバアルの崇拝者たちに言った,「注意深く捜して見て,ここに,あなた方と共に,エホバの崇拝者はひとりもおらず,ただバアルの崇拝者だけがいるようにしなさい」。24 ついに彼らは犠牲と焼燔の捧げ物を供えるためにやって来た。エヒウは自分の自由になる八十人の者を外に配置して,さらにこう言った。「わたしがあなた方の手に引き渡す者のうちから逃れる者については,一方の魂が他方の魂に取って代わることになる」。

25 そして,焼燔の捧げ物を供え終わるや,エヒウは直ちに走者と副官たちにこう言ったのである。「入って,彼らを討ち倒せ! ひとりも出て行かせるな」。それで,走者と副官たちは剣の刃で彼らを討ち倒し,これを投げ出して,バアルの家の都市まで進んで行った。26 それから,彼らはバアルの家の聖柱を運び出して,ひとつひとつ焼いた。27 さらに,彼らはバアルの聖柱を取り壊し,バアルの家も取り壊して,それを屋外便所として,今日に至っている。

28 こうして,エヒウはイスラエルからバアルを滅ぼし尽くした。29 ただし,エヒウは,イスラエルに罪をおかさせたネバトの子ヤラベアムの罪,[すなわち]一つはベテルに,一つはダンにあった金の子牛に従うのをやめなかった。30 それゆえ,エホバはエヒウに言われた,「あなたはわたしの目に正しいことを行なう点で立派に行動し,[また]わたしの心にあったすべてのことにしたがってアハブの家に行なったゆえに,子らが四代まで,あなたのためにイスラエルの王座に座るであろう」。31 ところがエヒウは,心をつくしてイスラエルの神エホバの律法にしたがって歩むよう注意しなかった。彼はイスラエルに罪をおかさせたヤラベアムの罪から離れなかった。

32 そのころ,エホバはイスラエルを少しずつ切り取り始められた。ハザエルがイスラエルの全領地で彼らを討っていたのである。33 ヨルダンから日の昇る方へ,ギレアデの全土,ガド人,ルベン人,マナセ人,つまりアルノンの奔流の谷のほとりにあるアロエルから,すなわちギレアデとバシャンを[討ったのである]。

34 そして,エヒウのその他の事績,彼の行なったすべてのこと,および彼のすべての力強いことは,イスラエルの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。35 ついにエヒウはその父祖たちと共に横たわり,人々は彼をサマリアに葬った。その子エホアハズが彼に代わって治めはじめた。36 そして,サマリアでエヒウがイスラエルを治めた期間は二十八年であった。
posted by 舞姫 at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 9章

聖書 列王記 第二 9章

9 ときに,預言者エリシャは,預言者の子らの一人を呼んで言った,「腰をからげ,手にこの油の瓶を携えて,ラモト・ギレアデに行きなさい。2 そこに着いたなら,そこでニムシの子エホシャファトの子エヒウを見いだしなさい。あなたは入って,彼をその兄弟たちの中から立たせ,一番奥の間に導き入れるように。3 そして,油の瓶を取って,彼の頭の上に注ぎ,『エホバはこのように言われた。「わたしは確かにあなたに油をそそいでイスラエルの王とする」』と言わなければならない。そして,あなたは扉を開けて逃げなさい。待っていてはならない」。

4 こうして,その従者,預言者の従者は,ラモト・ギレアデへ出かけて行った。5 彼が着いてみると,何と,軍勢の長たちが座していた。そこで彼は言った,「隊長,あなたに申し上げることがあります」。そこでエヒウは言った,「我々みんなのうちのだれにか」。すると彼は,「隊長,あなたにです」と言った。6 それで彼は立って,家に入った。それから,[従者]は彼の頭の上に油を注いでこう言った。「イスラエルの神エホバはこのように言われた。『わたしは確かにあなたに油をそそいで,エホバの民,すなわちイスラエルの王とする。7 そして,あなたはあなたの主アハブの家を討ち倒さなければならない。こうしてわたしは必ず,わたしの僕である預言者たちの血と,すべてのエホバの僕たちの血のためにイゼベルの手に復しゅうする。8 それで,アハブの全家は滅びうせなければならない。わたしは壁に向かって放尿する者や,イスラエルの中の無力で無用な者をアハブから必ず断ち滅ぼす。9 そして,わたしは必ず,アハブの家をネバトの子ヤラベアムの家のように,またアヒヤの子バアシャの家のようにする。10 それに,犬がエズレルの一続きの土地でイゼベルを食らい尽くし,彼女を葬る者はいないであろう』」。こうして,彼は扉を開けて逃げて行った。

11 エヒウがその主の僕たちのところに出て行くと,彼らは言いだした,「万事うまく行っていますか。この気違いはどうしてあなたのところにやって来たのですか」。ところが,彼は言った,「あなた方は,あの男と,その話し方とをよく知っているはずだ」。12 しかし彼らは言った,「それは偽りです! どうぞ,わたしたちに教えてください」。そこで彼は言った,「彼はこうこうわたしに語って,こう言った,『エホバはこのように言われた。「わたしは確かにあなたに油をそそいでイスラエルの王とする」』」。13 すると,彼らは急いで各々自分の衣を取り,それをむき出しの階段の上にいる彼の下に敷き,角笛を吹き鳴らして,「エヒウが王となった!」と言いだした。14 こうして,ニムシの子エホシャファトの子エヒウはエホラムに対して陰謀を企てた。

ところで,エホラムは,全イスラエルと共に,シリアの王ハザエルのゆえに,ラモト・ギレアデで見張っていた。15 後に,王エホラムは,シリアの王ハザエルと戦ったときシリア人に負わされた傷をエズレルでいやすために帰って来た。

そこでエヒウは言った,「もしあなた方の魂が同意するのであれば,だれもこの都市から逃れ出て,行って,エズレルで報告してはならない」。16 それからエヒウは車に乗って,エズレルへ行くことにした。エホラムがそこで横たわっており,ユダの王アハジヤもエホラムを見舞いに下って来ていたからである。17 ときに,エズレルの塔の上に見張りの者が立っていたが,エヒウがやって来るにつれ,その[部下]の波打つ大群を見ると,すぐに,「[人々の]波打つ大群が見えます」と言った。すると,エホラムは言った,「騎兵ひとりを選んで,彼らを迎えにやり,『平安ですか』と言わせなさい」。18 そこで,馬の乗り手がひとり彼を迎えに行って,こう言った。「王がこのように申しました。『平安ですか』」。しかしエヒウは言った,「あなたは『平安』と何のかかわりがあるのか。わたしの後ろに回れ!」

そして見張りの者はさらに報告して言った,「使者は彼らのところまで行きましたが,帰って来ません」。19 それで,二人目の馬の乗り手を送り出すと,彼らのところに行って,こう言った,「王がこのように申しました。『平安ですか』」。しかしエヒウは言った,「あなたは『平安』と何のかかわりがあるのか。わたしの後ろに回れ!」

20 すると見張りの者はまた報告して言った,「あれも彼らのところまで行きましたが,帰って来ません。あの車の駆り方は,ニムシの孫エヒウの車の駆り方のようです。気が狂ったように車を駆っているからです」。21 そこでエホラムは,「[車]につなげ!」と言った。それで彼の戦車がつながれ,イスラエルの王エホラムとユダの王アハジヤは,各々自分の戦車に乗って出て行った。彼らはエヒウを迎えに出て行くと,エズレル人ナボテの一続きの土地で彼を見つけた。

22 そして,エホラムはエヒウを見るや,直ちにこう言ったのである。「エヒウよ,平安ですか」。しかし,彼は言った,「あなたの母イゼベルの淫行とその多くの呪術とがある限り,どんな平安があり得ようか」。23 直ちにエホラムは手で向きを変えて逃げようとして,アハジヤに言った,「アハジヤ,策略だ!」24 するとエヒウは,手に弓を引き絞って,エホラムの両腕の間を射たので,矢は彼の心臓を貫き,彼は戦車の中にくずおれた。25 そこで[エヒウ]は副官ビドカルに言った,「彼を引き上げて,エズレル人ナボテの一続きの畑に投げ捨てよ。思い起こすがよい。わたしとあなたが彼の父アハブの後ろで組みになって乗っていたところ,エホバが彼に対してこの宣告を下されたのだ。26 『「確かにわたしは,昨日,ナボテの血とその子らの血とを見た」と,エホバはお告げになる,「それで,わたしは必ず,この一続きの土地であなたに報いる」と,エホバはお告げになる』。それで今,彼を引き上げて,エホバの言葉の通り,あの一続きの土地に投げ捨てよ」。

27 ときに,ユダの王アハジヤがこれを見て,園の家の道を通って逃げ去った。(その後,エヒウはその後を追いかけて,「彼もだ! 彼を討ち倒せ!」と言った。それで彼らは,イブレアムの傍らにあるグルへの上り道で,兵車の中にいた彼を討ち倒した。それでも彼はメギドに逃げて行ったが,ついにそこで死んだ。28 そこで,その僕たちは彼を兵車に乗せてエルサレムに運び,“ダビデの都市”で父祖たちと共にその墓に葬った。29 ところで,アハジヤがユダの王となったのは,アハブの子エホラムの第十一年のことであった。)

30 ついにエヒウがエズレルに来ると,イゼベルもこれを聞いた。そこで彼女は黒い顔料でその目を塗り,頭を美しく結って,窓から見下ろした。31 すると,エヒウが門を通って入って来た。そこで彼女は言った,「自分の主の殺人者ジムリにとって万事うまく行きましたか」。32 そこで,彼は窓の方に顔を上げて言った,「わたしにくみするのはだれだ。だれだ」。直ちに二,三人の廷臣が彼を見下ろした。33 そこで彼は,「その女を落とせ!」と言った。それで彼らは彼女を落としたので,その血の幾らかが壁や馬にはね掛かった。そこで彼はその女を踏みつけた。34 その後,彼は中に入って食べたり飲んだりし,それから言った,「あなた方は,どうか,こののろわれた者を処置し,彼女を葬るように。あれは王の娘なのだ」。35 彼らが彼女を葬りに行ってみると,頭蓋骨と両足と両手のたなごころのほかは何も見つからなかった。36 彼らが帰って来て告げると,彼は言った,「それはエホバがその僕,ティシュベ人エリヤによって話された言葉である。すなわち,こう言われた。『エズレルの一続きの土地で犬がイゼベルの肉を食らうであろう。37 そして,イゼベルの死体は必ずエズレルの一続きの土地の野の面の肥やしのようになり,人々は,「これがイゼベルだ」と言えなくなろう』」。
posted by 舞姫 at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 8章

聖書 列王記 第二 8章

8 ところで,エリシャはかつて,その子を生き返らせてやった女に話して言った,「あなたは自分の家の者と共に,立って行き,どこでも外国人としてとどまれる所に外国人としてとどまりなさい。エホバは飢きんを呼び求められたからです。その上,それは七年間この地に必ず臨むのです」。2 そこで,その女は立って,[まことの]神の人の言葉通りにし,家の者と共に行って,七年間,フィリスティア人の地に外国人としてとどまるようになった。

3 そして,七年の終わりに,その女はフィリスティア人の地から帰って来て,自分の家と畑を得ようと王に叫び求めるため出て行ったのである。4 さて,王は[まことの]神の人の従者ゲハジに,「エリシャが行なった大いなることを皆,どうか,わたしにぜひ話してもらいたい」と言って,彼と話していた。5 そして,彼が王に,[エリシャ]が死人を生き返らせたことを話していたところ,何と,その人が子を生き返らせてやったあの女が,自分の家と畑を得ようと王に叫び求めていたのである。ゲハジはすぐに言った,「王なる我が主よ,これがその女です。これが,エリシャが生き返らせたその子です」。6 そこで王がその女に尋ねると,彼女は[王]に一部始終を話した。すると,王は彼女にひとりの廷臣を与えて言った,「彼女のものを皆,それに彼女がこの地を去った日から今までの畑の産物も皆,返しなさい」。

7 それから,エリシャはダマスカスに行った。シリアの王ベン・ハダドは病気であった。そこで,「[まことの]神の人がここまで来ました」という報告が彼のもとにもたらされた。8 すると,王はハザエルに言った,「手に贈り物を携え,行って,[まことの]神の人を迎えなさい。そして,『わたしはこの病気から回復するでしょうか』と言って,その人を通してぜひエホバに伺うように」。9 それでハザエルは彼を迎えに行き,手に贈り物を,すなわちダマスカスのあらゆる良いもの,らくだ四十頭の荷を携えて行き,彼の前に立って言った,「あなたの子,シリアの王ベン・ハダドが,『わたしはこの病気から回復するでしょうか』と言って,私をあなたのところへよこしました」。10 すると,エリシャは彼に言った,「行って,『あなたは必ず回復する』と彼に言いなさい。ただし,エホバはわたしに,彼が必ず死ぬことも示された」。11 そして,彼はじっと見て,きまり悪く思わせる程じっとそうしていた。それから,[まことの]神の人は泣きだした。12 そこでハザエルは,「どうして我が主は泣いておられるのですか」と言った。それに対して彼は言った,「わたしは,あなたがイスラエルの子らにどんな危害を加えるかをよく知っているからだ。彼らの防備の施された場所に,あなたは火を掛け,彼らの精鋭を剣で殺し,その子供たちを打ち砕き,妊婦たちを切り裂くだろう」。13 そこですぐハザエルは言った,「ただの犬[に過ぎない]この僕は何者なので,そんな大それた事ができましょうか」。しかしエリシャは言った,「エホバはわたしにあなたをシリアの王として示されたのだ」。

14 その後,彼はエリシャのもとを去り,自分の主のところへ行くと,その主は彼に言った,「エリシャはお前に何と言ったか」。それに対して彼は言った,「『あなたは必ず回復するでしょう』と,彼はわたしに言いました」。15 けれども,次の日,彼は上掛けを取って,それを水に浸し,[王]の顔の上に掛けたので,彼は死んだ。こうして,ハザエルは彼に代わって治めはじめた。

16 そして,イスラエルの王アハブの子エホラムの第五年に,そのときエホシャファトがユダの王であったが,ユダの王エホシャファトの子エホラムが王となった。17 彼は王となったとき三十二歳で,エルサレムで八年間治めた。18 そして,彼はアハブの家の者たちがしたように,イスラエルの王たちの道に歩んで行った。彼の妻となったのはアハブの娘だったからである。彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。19 それでもエホバはその僕ダビデのために,ユダを滅びに陥れることは望まれなかった。彼[と]その子らにいつまでもともしびを与えると彼に約束された通りであった。

20 [エホラム]の時代に,エドムはユダの手の下から反抗し,王を立てて自分たちを治めさせた。21 それゆえ,エホラムは,すべての兵車も共に,ツァイルへ渡って行った。そして,彼は夜のうちに立ち上がり,彼を取り囲んでいたエドム人と,兵車隊の長たちを討ち倒したのである。それで,その民は自分たちの天幕に逃げて行った。22 しかし,エドムはユダの手の下から反抗し続けて,今日に至っている。ときに,リブナもそのころ,反抗しはじめたのである。

23 そして,エホラムのその他の事績,彼の行なったすべてのことは,ユダの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。24 ついにエホラムはその父祖たちと共に横たわり,父祖たちと共に“ダビデの都市”に葬られた。そして,その子アハジヤが彼に代わって治めはじめた。

25 イスラエルの王アハブの子エホラムの第十二年に,ユダの王エホラムの子アハジヤが王となった。26 アハジヤは治めはじめたとき,二十二歳で,エルサレムで一年間治めた。そして,彼の母の名はアタリヤといって,イスラエルの王オムリの孫娘であった。27 そして,彼はアハブの家の道に歩んで行き,アハブの家のように,エホバの目に悪いことを行ない続けた。彼は婚姻によるアハブの家の親族だったからである。28 そこで,彼はアハブの子エホラムと共に,ラモト・ギレアデにおけるシリアの王ハザエルとの戦いに行ったが,シリア人はエホラムを討ち倒した。29 それで,王エホラムは,シリアの王ハザエルと戦ったときにラマでシリア人に負わされた傷をエズレルでいやすために帰って来た。ユダの王エホラムの子アハジヤは,エズレルにいるアハブの子エホラムを見舞いに下って行った。彼が病気だったからである。
タグ:聖書
posted by 舞姫 at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 7章

聖書 列王記 第二 7章

7 そこで,エリシャは言った,「皆さん,エホバの言葉を聴きなさい。エホバはこのように言われた。『明日の今ごろ,サマリアの門口で,上等の麦粉一セアは一シェケル,大麦二セアは一シェケルの値になるであろう』」。2 すると,副官で,その手に王が寄り掛かっていた者が[まことの]神の人に答えて言った,「たとえエホバが天に水門を造っておられるとしても,そのような事が起こり得るだろうか」。これに対して彼は言った,「見よ,あなたは自分の目でそれを見るが,それから食べることはないであろう」。

3 ときに,門の入口に四人の人たち,らい病人がいた。彼らは互いに言いだした,「わたしたちはどうして死ぬまでここに座っているのだろう。4 たとえ,わたしたちが,『都市に入ろう』と言ったところで,市内は飢きんなので,わたしたちはそこでやはり死ななければならないだろう。またもし,ここに実際に座っていても,わたしたちはやはり死ななければならない。だから今,シリア人の陣営に入り込もう。もし彼らがわたしたちを生かしておいてくれるなら,わたしたちは生き長らえるが,もしわたしたちを殺すなら,わたしたちは死ななければならないだろう」。5 そこで,彼らはシリア人の陣営に入ろうと,夕闇のころに立ち上がった。彼らがシリア人の陣営の外れまで来てみると,見よ,そこにはだれもいなかった。

6 ところで,エホバがシリア人の陣営に戦車の音,馬の音,大軍勢の音を聞かせられたので,彼らは互いに,「見よ,イスラエルの王が我々を攻めるため,我々に対抗してヒッタイトの王たちとエジプトの王たちを雇ったのだ!」と言った。7 直ちに彼らは起きて,夕闇のころに逃げて,その天幕や馬やろばを置き去りにし―陣営もそっくりそのままにして―自分たちの魂のために逃げて行った。

8 これらのらい病人たちは陣営の外れまで来ると,一つの天幕に入って食べたり飲んだりしだし,そこから銀や金や衣を運んで立ち去り,それをしまい込んだ。その後,彼らは戻って来て,ほかの天幕に入り,そこから物を運んで立ち去り,それをしまい込んだ。

9 ついに彼らは互いにこう言いだした。「わたしたちのしていることは正しくない。この日は良い知らせの日だ! もしわたしたちがためらっていて,実際,明け方まで待つなら,罪科もわたしたちに必ず追いつくことになる。だから今,行って,入り,王の家で報告をしよう」。10 そこで彼らは行って,市の門衛に呼びかけ,彼らに報告して言った,「わたしたちはシリア人の陣営に入りましたが,どうでしょう,そこにはだれもおらず,人の声もありませんでした。ただ,馬がつながれており,ろばもつながれており,天幕もそっくりそのままでした」。11 すぐに門衛たちは呼ばわって,中の王の家に報告した。

12 王は直ちに夜のうちに起きて,僕たちに言った,「シリア人が我々に対してしたことを,お前たちに告げさせてもらおう。彼らは我々が飢えていることをよく知っているので,『彼らが都市から出て来たら,我々は彼らを生け捕りにし,市に入るのだ』と言って,陣営から出て行き,野に隠れているのだ」。13 すると,僕の一人が答えて言った,「どうか,この都市に残っている残りの馬のうち五頭を人々に取らせてください。ご覧ください,彼らはここに残っているイスラエルの全群衆と同じです。ご覧ください,彼らは滅びうせたイスラエルの全群衆と同じなのです。それで,人を送り出して,見てみましょう」。14 そこで,彼らは馬を付けた二台の兵車を取ると,王は彼らを送り出してシリア人の陣営の後を追わせ,「行って,見て来なさい」と言った。15 そこで,彼らはヨルダンまで彼らの後を追って行ったが,見よ,道はすべて,シリア人が急いで立ち去るときに投げ捨てていった衣や器具で一杯であった。それから,使者たちは帰って来て,王に報告した。

16 こうして,民は出て行き,シリア人の陣営[のもの]を強奪したので,上等の麦粉一セアが一シェケル,大麦二セアが一シェケルの値になった。エホバの言葉の通りであった。17 ときに,王は,例の副官,その手に[王]が寄り掛かっていた[副官]を門口を受け持つよう任じていたが,民が門口で彼を踏みつけたので,彼は死んだ。王が[まことの]神の人のところに下って来たとき,その人が話したその言葉の通りであった。18 こうして,[まことの]神の人が王に話して,「サマリアの門口で,明日の今ごろ,大麦二セアは一シェケル,上等の麦粉一セアは一シェケルの値になる」と言った通りになったのである。19 だが,副官は[まことの]神の人に答えて言った,「たとえエホバが天に水門を造っておられるとしても,この言葉の通りに,それは起こり得るでしょうか」。これに対して,その人は言った,「見よ,あなたは自分の目でそれを見るが,それから食べることはないであろう」。20 こうして,彼にそのようになった。民が門口で彼を踏みつけたので,彼は死んだ。
タグ:聖書
posted by 舞姫 at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 6章

聖書 列王記 第二 6章

6 ときに,預言者の子らはエリシャにこう言いだした。「ご覧ください,お願いです! わたしたちがあなたの前に住んでいるこの場所は,わたしたちにとって狭苦し過ぎます。2 どうか,わたしたちをヨルダンまで行かせ,そこから銘々梁材を取って,住む場所をわたしたちのためにそこに造らせてください」。それで彼は,「行きなさい」と言った。3 そして,ある人がさらに言った,「さあ,どうか,この僕どもと共に行ってください」。そこで彼は,「わたしも行こう」と言った。4 それゆえ,[エリシャ]は彼らと共に行き,ついに彼らはヨルダンに行って,木を切り倒しはじめた。5 そして,ある人が自分の梁材を伐採していると,斧の頭が水の中に落ちたのである。それで,彼は叫んで言いだした,「ああ,ご主人様,それは借りたものなのです!」6 すると,[まことの]神の人は言った,「それはどこに落ちたのか」。それで,彼はその場所を示した。直ちに[エリシャ]は一本の木を切り取って,それをそこに投げ,斧の頭を浮かばせた。7 そこで彼は言った,「自分のためにそれを引き上げなさい」。すぐに彼は手を出して,それを取った。

8 ときに,シリアの王は,イスラエルに対する戦争に加わるようになった。それゆえ,彼は僕たちと相談して言った,「しかじかの場所で,お前たちはわたしと共に陣営を敷く」。9 すると,[まことの]神の人はイスラエルの王のもとに人をやって言った,「この場所を通らないように用心しなさい。そこにはシリア人が下って来ますから」。10 それで,イスラエルの王は[まことの]神の人が彼に言った場所に人をやった。こうして,彼に警告したので,一度や二度ならず,そこから遠ざかっていた。

11 それゆえ,シリアの王の心はこの事で激怒したので,彼は僕たちを呼び,彼らに言った,「我々に属する者のうち,だれがイスラエルの王に味方しているのか,お前たちはわたしに告げないのか」。12 すると,その僕の一人が言った,「王なる我が主よ,だれもいませんが,あなたが奥の寝室で話される事をイスラエルの王に告げるのは,イスラエルにいる預言者エリシャなのです」。13 そこで彼は言った,「お前たちは行って,彼がどこにいるかを見届けなさい。わたしが人をやって,彼を連れて来させるためだ」。その後,「今,彼はドタンにいます」という報告が彼にもたらされた。14 直ちに彼は馬と戦車と大軍とをそこに送った。彼らは夜のうちに行って,その都市に迫って取り囲んだ。

15 [まことの]神の人の奉仕者が早く起きて立ち,外に出てみると,何と,軍勢が馬と戦車をもってその都市を取り囲んでいた。直ちにその従者は彼に言った,「ああ,ご主人様! 私たちはどうしましょうか」。16 ところが,彼は,「恐れてはならない。わたしたちと共にいる者は,彼らと共にいる者よりも多いからだ」と言った。17 そして,エリシャは祈って,こう言いだした。「エホバよ,どうぞ,彼の目を開いて,見えるようにしてください」。直ちにエホバはその従者の目を開かれたので,彼が見ると,見よ,山地はエリシャの周囲の火の馬と戦車で一杯であった。

18 彼らがエリシャのところに下って来ると,彼はさらにエホバに祈って言った,「どうぞ,この国民を打って盲目にしてください」。するとエリシャの言葉の通り,彼らを打って盲目にされた。19 そこでエリシャは彼らに言った,「これはその道ではない。これはその都市でもない。わたしに付いて来なさい。あなた方の捜し求める人のところへ案内して上げよう」。ところが,彼らをサマリアへ案内した。

20 そして,彼らがサマリアに着くや,エリシャはこう言ったのである。「エホバよ,これらの者たちの目を開いて,見えるようにしてください」。直ちにエホバは彼らの目を開かれたので,彼らは見たが,何と,彼らはサマリアの真ん中にいた。21 そこでイスラエルの王は,彼らを見るや,エリシャに言った,「我が父よ,[彼らを]討ち倒しましょうか。[彼らを]討ち倒しましょうか」。22 しかし,彼は言った,「[彼らを]討ち倒してはなりません。自分の剣や弓でとりこにした者たちを,あなたは討ち倒しますか。彼らの前にパンと水を置いて,彼らに飲み食いさせ,その主のもとに行かせなさい」。23 そこで,[王]は彼らのために大いなる宴を張った。それで彼らは飲み食いしだした。その後,彼は一行を送り出し,彼らは自分たちの主のところへ行った。それからは,シリア人の略奪隊は二度と再びイスラエルの地に入らなかった。

24 そして,その後,シリアの王ベン・ハダドは陣営[の者]全員を寄せ集め,上って行って,サマリアを攻め囲んだのである。25 そのうちに,サマリアには大飢きんが起きた。見よ,彼らはそこを攻め囲んでいたが,ついにろばの頭ひとつが銀八十枚,はとの糞一カブの四分の一が銀五枚の値になった。26 そして,イスラエルの王が城壁の上を通っていると,ある女が彼に叫んでこう言ったのである。「ああ,王なる我が主よ,どうか,お救いください!」27 これに対して,彼は言った,「もしエホバがあなたを救われないなら,どのような[もの]から,わたしはあなたを救えるだろうか。脱穀場からか。それとも,ぶどうや油の搾り場からか」。28 次いで王は彼女に言った,「どうしたというのか」。それで彼女は言った,「この女が私に,『あなたの子をよこしなさい。わたしたちは今日,その子を食べましょう。明日は,わたしの子を食べましょう』と言ったのです。29 それで,私たちは,私の子を煮て,食べました。それから,私は次の日,彼女に,『あなたの子をよこしなさい。その子を食べましょう』と言いました。ところが,彼女はその子を隠したのです」。

30 それで,王はこの女の言葉を聞くや,直ちに自分の衣を引き裂いたのである。王は城壁の上を通っていたので,民が見ると,見よ,その身には下に粗布を着けていた。31 そして彼はさらに言った,「もし今日,シャファトの子エリシャの首が彼の上にそのまま付いているなら,神がわたしにそのようになさり,重ねてそのようになさるように!」

32 ときに,エリシャは自分の家に座っており,年長者たちも彼と共に座っていたが,そのとき,[王]はある人を自分の前から遣わした。その使者が自分のところに着く前に,[エリシャ]が年長者たちに言った,「あなた方は,この人殺しの子がわたしの首をはねに人を遣わしたのを見ましたか。気をつけてください。使者が来たらすぐ,扉を閉めてください。あなた方は彼を扉で押し返さなければなりません。彼の後ろに,その主の足音がするではありませんか」。33 彼がなお彼らと話しているうちに,何と,使者が彼のところに下って来た。そして[王は]こう言った。「さあ,これはエホバからの災いだ。わたしはどうしてこれ以上エホバを待ち望むべきなのか」。
posted by 舞姫 at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 5章

聖書 列王記 第二 5章

5 さて,シリアの王の軍の長である,ナアマンという人は,その主の前で大いなる人となり,尊ばれていた。エホバは,彼によってシリアに救いを施されたからである。この人は,勇敢で,力のある人ではあったが,らい病人であった。2 ときにシリア人は,かつて略奪隊として出て行って,イスラエルの地からひとりの少女を捕らえて来ていた。そして彼女はナアマンの妻の前にいた。3 そのうちに,彼女はその女主人に言った,「我が主が,サマリアにいる預言者の前におられさえしたらよかったでしょうに! そうでしたら,あの方はらい病を治してくださるでしょう」。4 後に,ある人が来て,その主に報告して言った,「イスラエルの地から来た娘がこれこれのことを話しました」。

5 すると,シリアの王は言った,「出かけて行きなさい! さあ,イスラエルの王に手紙を送ろう」。そこで,[ナアマン]は銀十タラントと,金六千枚と,衣の着替え十着を手に持って出かけて行った。6 そして,彼は次のように述べる,イスラエルの王あての手紙を持って来た。「さて,この手紙があなたのもとに届くと同時に,わたしはまさしくわたしの僕ナアマンをあなたのもとに送りますので,彼のらい病を治してくださいますように」。7 そして,イスラエルの王はその手紙を読むや,直ちに自分の衣を引き裂いて,こう言ったのである。「わたしは殺したり,生かしたりし得る神であろうか。この人は,ある男のらい病を治すよう,わたしのもとに送ってよこしているのだ。どうか,みんな,注意して,彼がどのようにわたしにけんかをしかけようとしているかを見てもらいたい」。

8 ときに,[まことの]神の人エリシャは,イスラエルの王が衣を引き裂いたことを聞くや,すぐに王に人をやって,こう言ったのである。「あなたはどうして衣を引き裂かれたのですか。どうか,彼をわたしのもとに来させ,イスラエルに預言者がいることを知らせてください」。9 そこで,ナアマンは馬と戦車と共に来て,エリシャの家の入口に立った。10 ところが,エリシャは彼に使者を遣わして言った,「ヨルダンへ行って,あなたはそこで七度水浴しなければなりません。あなたの肉が元に戻り,清くなるためです」。11 するとナアマンは憤慨し,立ち去ろうとして言った,「何と,わたしは,『彼がわざわざわたしのところに出て来て,きっと立ち,彼の神エホバの名を呼んで,その箇所の上で彼の手を前後に動かして,実際にらい病人を治すのだろう』と思っていた。12 ダマスカスの川,アバナやファルパルはイスラエルのすべての水に勝っているではないか。わたしはこれらの川で水浴して,確かに清くなれないのだろうか」。こうして,彼は身を巡らし,激怒して去って行った。

13 そのとき,彼の僕たちが近寄って,彼に話して言った,「我が父よ,あの預言者があなたに話したことが大きな事であっても,あなたはそれをなさるのではありませんか。では,まして,彼はあなたに,『水浴して,清くなりなさい』と言ったのですから,なおのこと[なさってもよいの]ではありませんか」。14 そこで,彼は下って行って,[まことの]神の人の言葉の通りに七度ヨルダンに身を浸した。その後,彼の肉は小さな少年の肉のように元に戻り,彼は清くなった。

15 それで,彼は,その宿営[の者]すべてと共に,[まことの]神の人のところに戻り,来て,彼の前に立って言った,「ご覧ください,今や,私は確かに,イスラエルのほか,地のどこにも神はおられないことを知りました。それで今,どうか,この僕からの祝福の贈り物を受け取ってください」。16 ところが,彼は言った,「わたしがまさしくその前に立っているエホバは生きておられる。わたしは受け取りません」。それで,受け取るよう,彼をしきりに促したが,彼は拒み続けた。17 ついにナアマンは言った,「もし,だめでしたら,どうか,幾らかの土を,一対のらばの荷ほど,この僕に下さいますように。この僕はもはや,エホバのほか,他のどんな神々にも焼燔の捧げ物や犠牲をささげることは致しませんから。18 この事でエホバがこの僕をお許しくださいますように。すなわち,我が主がリモンの家に入って,そこで身をかがめるとき,彼は私の手に寄り掛かり,私もリモンの家で身をかがめなければなりませんが,私がリモンの家で身をかがめるとき,どうか,エホバがこの点でこの僕をお許しくださいますように」。19 そこで[エリシャ]は彼に言った,「安心して行きなさい」。それで,彼は[エリシャ]のところから去って,かなりの距離の地を行った。

20 すると,[まことの]神の人エリシャの従者ゲハジは言った,「何と,わたしの主人は,このシリア人ナアマンが持って来たものをその手から受け取らないで,彼を大目に見たのだ。エホバは生きておられる。わたしは彼の後を追いかけて行き,彼から何かをもらうことにしよう」。21 こうして,ゲハジはナアマンの跡を追って行った。ナアマンはだれかが自分の後を追いかけて来るのを見ると,すぐに兵車から降りて彼を迎え,それから,「万事うまくいっていますか」と言った。22 それに対して彼は言った,「万事うまくいっています。わたしの主人がわたしをよこしてこう言いました。『ご覧なさい,たった今,エフライムの山地から,預言者の子らのところから二人の若者が,わたしのもとにやって来ました。どうぞ,彼らにぜひ銀一タラントと,衣の着替え二着をやってください』」。23 するとナアマンは言った,「さあ,どうか,二タラントを取ってください」。こうして,しきりに彼を促し,ついに二つの袋に入れた銀二タラントを結わえて,衣の着替え二着と一緒にし,二人の従者にそれを渡した。彼らが[ゲハジ]の先に立ってそれを運ぶためであった。

24 彼はオフェルに来ると,直ちに彼らの手からそれを取って家の中に置き,それらの人を送り返した。それで,彼らは去って行った。25 そして彼が入って,その主人の傍らに立った。そこでエリシャは彼に言った,「ゲハジよ,どこから[来たのか]」。しかし彼は言った,「この僕は全然どこへも行きませんでした」。26 そこで,[エリシャ]は彼に言った,「丁度,あの人が振り返って兵車から[降りて]あなたを迎えたとき,わたしの心も一緒に行かなかったであろうか。今は銀を受けたり,衣を受けたり,オリーブ畑やぶどう園,羊や牛,下男やはしためを[受けたりする]時であろうか。27 それゆえ,ナアマンのらい病は定めのない時までも,あなたとあなたの子孫にまとい付くであろう」。直ちに彼は[エリシャ]の前から,雪のように白いらい病人となって,出て行った。
posted by 舞姫 at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 4章

聖書 列王記 第二 4章

4 さて,預言者の子らの妻のある女がいて,エリシャに叫んで言った,「あなたの僕である私の夫が死にました。あなたがよくご存じのように,あなたのこの僕はエホバを絶えず恐れておりましたが,債権者が私の子供二人を取って自分の奴隷にしようとして来ております」。2 そこで,エリシャは彼女に言った,「あなたのために何をしましょうか。あなたには家に何があるか,言いなさい」。それに対して彼女は言った,「このはしためには,口の付いた油つぼひとつのほか,家には全く何もありません」。3 すると,彼は言った,「行って,自分のために外から,あなたの隣の人々みんなから器を求めなさい。空の器を。少しばかりでやめてはなりません。4 そして,あなたは行って,あなたとあなたの子らの後ろの扉を閉じ,それらすべての器に注がなければなりません。一杯になったものはわきに置くべきです」。5 そこですぐ,彼女は彼のもとから去って行った。

彼女が自分とその子らの後ろの扉を閉じると,彼らは彼女のそばに[器]を持って来たので,彼女は注ぐのであった。6 そして,器が一杯になると,彼女はその子に,「ぜひ,もっとほかの器をわたしのそばに持って来なさい」と言った。しかし,その子が彼女に,「もうほかに器はありません」と言った。すると,油は止まった。7 そこで,彼女が[まことの]神の人のところに来て告げると,彼は次に言った,「行って,その油を売り,あなたの負債を払い終えなさい。あなた[と]あなたの子らは,その残っているもので生きてゆけるでしょう」。

8 そして,ある日,エリシャがシュネムに向かって進んでいたところ,そこにひとりの著名な女がいて,彼女は強いて彼にパンを食べさせはじめたのである。こうして,彼は通りかかる度に,そこに寄って,パンを食べるようになった。9 ついに彼女は夫に言った,「お願いです,いつも私たちのところを通る方は,神の聖なる人であることを,私はよく知っております。10 ぜひ,壁の上に小さい屋上の間を造り,寝いすと机といすと燭台をあの方のためにそこに置きましょう。そうすれば,あの方が私たちのところに来られるときはいつも,必ずそこへお寄りになれるのです」。

11 そして,ある日,いつものように彼はそこに来て,その屋上の間に寄り,そこで横になったのである。12 それで,彼はその従者ゲハジに言った,「ここのシュネム人の女を呼びなさい」。そこで,彼は[エリシャ]の前に立つよう彼女を呼んだ。13 すると,[エリシャ]は彼に言った,「どうか,彼女にこう言ってもらいたい。『ご覧なさい,あなたはわたしたちのために,このすべての制約をもって自らを制約しました。あなたのためになされるべきことが何かありますか。あなたのために,王か,それとも軍の長に話すべきことがありますか』」。それに対して彼女は言った,「私は私の民の中で住んでおります」。14 次いで彼は言った,「では,彼女のためになされるべきことが何かあるか」。するとゲハジは言った,「実は,彼女には息子がなく,それに彼女の夫は年を取っています」。15 直ちに[エリシャ]は言った,「彼女を呼びなさい」。それで,彼女を呼ぶと,彼女は入口のところにずっと立った。16 すると,[エリシャ]は言った,「来年のこの定められた時に,あなたは男の子を抱いていることでしょう」。しかし彼女は言った,「いいえ,ご主人様,[まことの]神の人よ,このはしために関連してうそをおっしゃらないでください」。

17 ところが,この女は身ごもり,エリシャが彼女に話した通り,翌年のその定められた時に男の子を出産した。18 そして,その子供は成長していったが,ある日,刈り入れ人たちと共にいる父のところに,いつものように出て行ったのである。19 すると,その子は父親に,「僕の頭が,僕の頭が!」としきりに言った。ついに父親は従者に,「この子を母親のところに抱いて行ってくれ」と言った。20 そこで,彼はその子を抱いて,母親のところに連れて行った。そして,その子は正午まで母親のひざの上に座っていたが,とうとう死んだ。21 それで彼女は上って行って,[まことの]神の人の寝いすの上にその子を寝かせ,そのまま戸を閉じて出て来た。22 そこで彼女は夫を呼んで言った,「どうか,従者の一人と,雌ろば一頭を,ぜひ私によこしてください。[まことの]神の人のところまで走って行き,帰って来させてください」。23 しかし,彼は言った,「どうして,今日,あの人のところに行くのか。新月でも,安息日でもないのに」。ところが彼女は,「それでもよろしいのです」と言った。24 そこで,彼女は雌ろばに鞍を置き,従者にこう言った。「これを駆って,進んで行きなさい。わたしがあなたに言わない限り,わたしのために乗り進むのを差し控えてはなりません」。

25 こうして,彼女は出掛け,カルメル山の[まことの]神の人のところへ行った。そして,[まことの]神の人はずっと先の方から彼女を見ると,直ちに従者ゲハジにこう言ったのである。「ご覧,あのシュネム人の女が向こうの方にいる。26 さあ,どうか,走って行って,彼女を迎え,『あなたは無事ですか。あなたの夫は無事ですか。子供は無事ですか』と言ってもらいたい」。これに対して彼女は,「無事です」と言った。27 彼女は山にいる[まことの]神の人のところに来ると,すぐに彼の足にすがり付いた。そこで,ゲハジは彼女を押しのけようと近づいたが,[まことの]神の人は言った,「彼女を構わないでおきなさい。彼女の魂はその内で苦しんでいるのだ。エホバがそれをわたしに隠して,お告げにならないのだ」。28 そこで彼女は言った,「私は我が主を通して息子を求めたでしょうか。『私を誤った希望に導かれませんように』と申し上げませんでしたか」。

29 彼は直ちにゲハジに言った,「腰をからげ,手にわたしの杖を持って行きなさい。もしだれかに出会っても,あいさつしてはならない。また,だれかがあなたにあいさつする場合でも,答えてはならない。そして,あなたは少年の顔の上にわたしの杖を置かなければならない」。30 ここにおいて,その少年の母親は言った,「エホバは生きておられ,あなたの魂も生きています。私はあなたを離れません」。そこで彼は立って,彼女と共に行った。31 ときに,ゲハジが彼らより先に進んで行って,その杖を少年の顔の上に置いたが,何の声も,注意を払うようなこともなかった。それで,彼は戻って来て[エリシャ]に会い,彼に告げて,「少年は目を覚ましませんでした」と言った。

32 ついにエリシャがその家に入ると,見よ,その少年は死んでおり,彼の寝いすの上に横たわっていた。33 そこで彼は中に入り,自分たち二人の後ろの扉を閉じて,エホバに祈りはじめた。34 ついに彼は上って行って,その子供の上に伏し,自分の口をその子の口の上に,自分の目をその子の目の上に,自分のたなごころをその子のたなごころの上に当てて,その子の上に身をかがめていると,その子供の肉体はしだいに暖かくなった。35 それから彼は再び家の中で,一度はこちらの方へ,また一度はそちらの方へ歩きはじめ,その後,上って行き,その子の上に身をかがめた。すると,少年は七回もくしゃみをして,その後,少年は目を開いた。36 そこで彼はゲハジを呼んで,「ここのシュネム人の女を呼びなさい」と言った。それで彼女を呼ぶと,彼女は[エリシャ]のところに来た。そこで彼は,「あなたの子を抱き上げなさい」と言った。37 そこで彼女は入って来て,彼の足もとにひれ伏し,地に伏して身をかがめ,その後,その子を抱き上げて,出て行った。

38 それから,エリシャがギルガルに帰ると,その地には飢きんがあった。預言者の子らが彼の前に座っていたので,やがて彼は従者に言った,「大きな料理なべを掛け,預言者の子らのために煮物を煮なさい」。39 それゆえ,ある者があおいを摘みに野に出て行き,野生のつる草を見つけて,その[つる]から野生のうりを,自分の衣に一杯摘み,それから来て,それらを薄く切って煮物のなべに[入れた]。彼らはそれをよく知らなかったからである。40 後に,彼らは人々が食べるよう,それを注ぎ出した。そして,彼らはその煮物を食べるや,叫んで,「[まことの]神の人よ,なべの中に死が入っています」と言いだした。それで彼らは食べることができなかった。41 そこで[エリシャ]は,「では,麦粉を取って来なさい」と言った。彼はそれをなべに投げ入れた後,さらにこう言った。「人々のために注ぎ出して,彼らに食べさせなさい」。すると,なべの中には有害な物はなくなっていた。

42 ときに,バアル・シャリシャから来た人がいて,熟した初物のパン,すなわち大麦のパン二十個と,パンの袋に入った新しい穀物を[まことの]神の人のもとに持って来た。すると,彼は言った,「人々に与えて食べさせなさい」。43 ところが,その給仕人は言った,「どのようにしてこれを百人の人々の前に供えるのですか」。これに対して彼は言った,「民に与えて食べさせなさい。エホバはこのように言われたからである。『食べて,なお余るであろう』」。44 そこで彼はそれを彼らの前に供えたので,彼らは食べだしたが,エホバの言葉の通り,なお余った。
posted by 舞姫 at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 3章

聖書 列王記 第二 3章

3 アハブの子エホラムは,ユダの王エホシャファトの第十八年にサマリアでイスラエルの王となり,十二年間治め続けた。2 そして,彼はエホバの目に悪いことを行ない続けた。ただ,彼の父や母のようではなく,その父が造ったバアルの聖柱を取り除いた。3 ただし,彼はイスラエルに罪をおかさせたネバトの子ヤラベアムの罪に付き従った。彼はそれから離れなかった。

4 モアブの王メシャについていえば,彼は羊の飼育者となり,子羊十万頭と,毛を刈っていない雄の羊十万頭をイスラエルの王に支払った。5 けれども,アハブが死ぬとすぐ,モアブの王はイスラエルの王に反抗するようになったのである。6 それゆえ,エホラム王はその日にサマリアを出て,全イスラエルを召集した。7 彼はさらに行って,今度はユダの王エホシャファトのもとに人をやって言った,「モアブの王がわたしに反抗しました。わたしと共にモアブに戦いに行ってくれませんか」。それに対して彼は言った,「参りましょう。わたしはあなたと同様です。わたしの民はあなたの民と同様ですし,わたしの馬はあなたの馬と同様です」。8 次いで彼は言った,「特にどの道を上って行きましょうか」。そこで[エホラム]は,「エドムの荒野の道を」と言った。

9 こうして,イスラエルの王とユダの王とエドムの王は出て行き,七日間回り道をして進んで行ったので,陣営と,彼らに付いて来た家畜のための水がなくなった。10 ついにイスラエルの王は言った,「エホバがこの三人の王をモアブの手に渡そうとして召されたとは,何と不幸なことだ」。11 するとエホシャファトは言った,「ここにはエホバの預言者はいないのですか。それで,その人を通してエホバに伺いましょう」。そこで,イスラエルの王の僕の一人が答えて言った,「ここには,エリヤの手に水を注いだ,シャファトの子エリシャがいます」。12 するとエホシャファトは,「エホバの言葉は彼と共にあります」と言った。それゆえ,イスラエルの王とエホシャファトとエドムの王は彼のもとに下って行った。

13 そこで,エリシャはイスラエルの王に言った,「あなたはわたしと何のかかわりがあるのでしょうか。あなたの父上の預言者たちと,あなたの母上の預言者たちのところへ行ってください」。しかし,イスラエルの王は彼に言った,「いや,エホバはこれら三人の王をモアブの手に渡そうとして召されたのです」。14 これに対してエリシャは言った,「わたしが確かにその前に立っている万軍のエホバは生きておられます。もし,わたしの考慮しているのがユダの王エホシャファトの顔のことでなかったなら,わたしはあなたに見向きもせず,あなたに会うこともしなかったでしょう。15 それで今,あなた方は弦楽器を弾く者をわたしのところに連れて来てください」。そこで,弦楽器を弾く者が[それを]弾くや,エホバの手が彼の上に臨んだのである。16 次いで彼はこう言った。「エホバはこのように言われた。『この奔流の谷をみぞで満たすようになれ。17 エホバがこのように言われたからである。「あなた方は風も見ず,大雨も見ないのに,それでもあの奔流の谷は水で満たされ,あなた方は確かに[それから]飲む。あなた方の畜類も,家畜も」』。18 そして,これは本当にエホバの目には取るに足りないことであり,必ずモアブをあなた方の手に渡される。19 それで,あなた方は防備の施された都市,えり抜きの都市をことごとく打ち倒さなければならず,また良い木をことごとく伐採し,すべての水の泉をふさぎ,一続きの良い土地を皆,石で台なしにすべきである」。

20 そして,朝になって,穀物の捧げ物をささげるころ,見よ,水がエドムの方から流れて来て,この地は水で満たされたのである。

21 モアブ人は皆,王たちが自分たちと戦うために上って来たことを聞いた。それゆえ,彼らはすべて帯を締めているほどの者から,それ以上の者を呼び集め,境界に立ちはじめた。22 彼らは朝早く起きてみると,太陽が水の上を照らしたので,モアブ人は反対側から水が血のように赤いのを見た。23 それで彼らは言った,「これは血だ! 王たちはきっと剣に掛けられたに違いない。彼らは同士討ちをしだしたのだ。だから今,モアブよ,分捕りに行け!」24 彼らがイスラエルの陣営に攻め入ると,イスラエル人は直ちに立ち上がってモアブ人を討ち倒しはじめたので,彼らは[イスラエル人]の前から逃げ去って行った。ゆえに,彼らはモアブに攻め入り,攻め入りながらモアブ人を討ち倒した。25 そして,諸都市を彼らは破壊し,一続きの良い土地はすべて,各々石を投げつけて,まさしくそれを満たすのであった。また,水の泉をことごとくふさぎ,良い木をことごとく伐採し,ついにキル・ハレセトの石をそこに残すのみとなった。それでも,石を投げる者たちがこれを囲み,討ち倒しはじめた。

26 モアブの王は戦いが自分にとって余りにも強烈になったのを見て,直ちに,剣を抜く者七百人を引き連れ,エドムの王のところに突入しようとしたが,それはできなかった。27 ついに彼は,自分に代わって治めることになっていた長子を取り,その子を城壁の上で焼燔の犠牲としてささげた。こうして,イスラエルに対する大いなる憤りが臨んだので,彼らは彼のところから引き揚げて,自分たちの土地へ帰った。
posted by 舞姫 at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖書 列王記 第二 2章

聖書 列王記 第二 2章

2 そして,エホバが風あらしによってエリヤを天に上らせようとしておられたとき,エリヤとエリシャはギルガルから出て行ったのである。2 そしてエリヤはエリシャにこう言いだした。「どうか,ここに座ってください。エホバがわたしをベテルにまで遣わされたからです」。しかしエリシャは言った,「エホバは生きておられ,あなたの魂も生きています。私はあなたを離れません」。そこで,彼らはベテルに下って行った。3 すると,ベテルにいる預言者の子らがエリシャのもとに出て来て,彼に言った,「今日,エホバがあなたの主人をあなたの頭の地位から取ろうとしておられることを本当に知っていますか」。そこで彼は言った,「わたしもよく知っています。黙っていてください」。

4 それからエリヤは彼に言った,「エリシャよ,どうか,ここに座っていてください。エホバがわたしをエリコに遣わされたからです」。しかし彼は言った,「エホバは生きておられ,あなたの魂も生きています。私はあなたを離れません」。そこで彼らはさらにエリコに来た。5 すると,エリコにいる預言者の子らがエリシャに近寄って,彼に言った,「今日,エホバがあなたの主人をあなたの頭の地位から取ろうとしておられることを本当に知っていますか」。そこで彼は言った,「わたしもよく知っています。黙っていてください」。

6 それからエリヤは彼に言った,「どうか,ここに座っていてください。エホバがわたしをヨルダンに遣わされたからです」。しかし彼は言った,「エホバは生きておられ,あなたの魂も生きています。私はあなたを離れません」。そこで,彼ら二人は進んで行った。7 すると,行って,かなり離れた見える所に立っている預言者の子ら五十人がいた。しかし彼ら二人は,ヨルダンのほとりに立った。8 それから,エリヤは自分の職服を取り,それを丸めて水を打つと,水はしだいにこちらとそちらに分けられたので,彼ら二人は乾いた土の上を渡った。

9 そして,ふたりが渡るとすぐ,エリヤがエリシャにこう言ったのである。「わたしがあなたから取られる前に,あなたのためにすべきことを求めなさい」。これに対してエリシャは言った,「どうか,あなたの霊の二つの分が私に臨みますように」。10 そこで彼は言った,「あなたは難しいことを求めました。あなたから取られるとき,もしあなたがわたしを見るなら,それはそのようにあなたに起きるでしょう。しかし,もし[見]ないなら,それは起きないでしょう」。

11 そして,ふたりが歩いて行き,歩きながら話していたところ,何と,見よ,火の戦車と火の馬[が現われ],それは彼ら二人の間を分け隔てたのである。そして,エリヤは風あらしに乗って天に上って行った。12 その間ずっと,エリシャはそれを見て,「我が父,我が父,イスラエルの戦車とその騎手たちよ!」と叫んでいた。そして,もはや彼を見なかった。それゆえ,彼は自分の衣をつかみ,それを二つに引き裂いた。13 その後,彼はエリヤの身から落ちたその職服を拾い上げ,戻って来て,ヨルダンの岸辺に立った。14 そこで,彼はエリヤの身から落ちたその職服を取り,水を打って言った,「エリヤの神エホバ,実際,その方はどこにおられるのですか」。彼が水を打つと,それはしだいにこちらとそちらに分けられたので,エリシャは渡った。

15 エリコにいた預言者の子らは少し離れた所から彼を見て,「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言いだした。それゆえ,彼らは迎えに来て,地に伏して彼に身をかがめた。16 次いで彼らはこう言った。「お願いです,この僕どもと共に五十人の者,勇敢な者たちがおります。どうか,彼らを行かせ,あなたのご主人を捜させてください。エホバの霊が彼を引き上げて,ある山の上か,ある谷に彼を投げたのかもしれません」。ところが彼は言った,「あなた方は彼らを遣わしてはなりません」。17 それでも,彼がろうばいするまでせき立てたので,彼は,「遣わしなさい」と言った。そこで彼らは五十人の者を遣わした。そして,三日間捜し求めたが,彼を見いださなかった。18 彼らが帰って来たとき,[エリシャ]はエリコにとどまっていた。そこで,彼らに言った,「わたしはあなた方に,『行ってはなりません』と言ったではありませんか」。

19 そのうちに,その都市の人々がエリシャに言った,「お願いです,ご主人様もご覧の通り,この都市の位置は良いのですが,水が悪くて,この土地は流産を引き起こしております」。20 すると,彼は言った,「小さな新しい鉢をわたしのところに持って来て,それに塩を入れなさい」。それで,人々はそれを彼のために持って来た。21 そこで,彼は水の源のところへ出て行って,塩をそこに投げ込んで言った,「エホバはこのように言われた。『わたしは確かにこの水を健康によいものにする。ここからは,もはや,死も流産を引き起こすことも生じないであろう』」。22 こうして,その水はいやされて,今日に至っている。エリシャが語った言葉の通りである。

23 それから,彼はそこからベテルへ上って行った。彼が道を上って行くと,その都市から出て来た小さい少年たちがいて,彼をやじりだし,彼に向かって,「はげ頭,上って行け! はげ頭,上って行け!」と言い続けた。24 ついに彼は後ろを振り返り,彼らを見て,エホバの名によって彼らの上に災いを呼び求めた。すると,森の中から二頭の雌熊が出て来て,彼らのうち,四十二人の子供たちを引き裂いた。25 こうして彼はそこからカルメル山に進んで行き,そこからサマリアへ帰った。
posted by 舞姫 at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

聖書 列王記 第二 1章

聖書 列王記 第二 1章

1 ときに,アハブの死後,モアブはイスラエルに反抗するようになった。

2 そのころ,アハジヤはサマリアにある彼の屋上の間の格子のあいだから落ちて,病気になった。そこで彼は使者たちを遣わし,彼らに言った,「行って,エクロンの神バアル・ゼブブに,わたしがこの病気から回復するかどうか,伺いなさい」。3 ところがエホバのみ使いは,ティシュベ人エリヤに語った,「立って,サマリアの王の使者たちに会いに上って行き,彼らにこう言いなさい。『あなた方がエクロンの神バアル・ゼブブに伺いに行くのは,イスラエルに神が全くいないためか。4 それゆえに,エホバはこのように言われた。「あなたが上った寝いすについては,あなたはそれから降りることはない。あなたは必ず死ぬからだ」』」。そこでエリヤは去って行った。

5 使者たちが[アハジヤ]のもとに戻って来ると,彼は直ちに彼らに言った,「お前たちが戻って来たのはどういう訳か」。6 それで彼らは言った,「わたしたちに会いに上って来たひとりの人がいて,その人はわたしたちにこう言いました。『さあ,あなた方を遣わした王のもとに帰り,あなた方は彼にこう言わなければなりません。「エホバはこのように言われた。『あなたが人をやってエクロンの神バアル・ゼブブに伺うのは,イスラエルに神が全くいないためか。それゆえ,あなたが上った寝いすについては,あなたはそれから降りることはない。あなたは必ず死ぬからだ』」』」。7 そこで彼は語った,「お前たちに会おうと上って来て,お前たちにこれらの言葉を語ったその人は,どんな様子をしていたか」。8 それで彼らは言った,「毛衣を身に着け,腰に革帯を締めた人でした」。直ちに彼は,「それはティシュベ人エリヤだ」と言った。

9 そこで彼は五十人の長を,その五十人と共に[エリヤ]のもとに遣わした。彼が上って行くと,見よ,[エリヤ]は山の頂に座っていた。そこで彼はこう話しかけた,「[まことの]神の人よ,王が,『ぜひ降りて来てください』と申されました」。10 しかしエリヤは五十人の長に答えて,こう語った。「もし,わたしが神の人であるなら,天から火が下って来て,あなたとあなたの五十人とを食らい尽くすように」。すると,天から火が下って来て,彼とその五十人とを食らい尽くした。

11 それで,[王]はもう一人の五十人の長を,その五十人と共に遣わした。するとその人は[エリヤ]に答えて,こう話した。「[まことの]神の人よ,王はこのように言われました。『ぜひ早く降りて来てください』」。12 しかしエリヤは彼らに答えて,こう話した。「もしわたしが[まことの]神の人であるなら,天から火が下って来て,あなたとあなたの五十人とを食らい尽くすように」。すると,神の火が天から下って来て,彼とその五十人とを食らい尽くした。

13 それで,彼は再び三人目の五十人の長とその五十人を遣わした。ところが,三人目の五十人の長は上って行き,行って,エリヤの前でひざをついて身をかがめ,その恵みを請い,彼にこう話しはじめた。「[まことの]神の人よ,どうか,私の魂と,あなたのこれら五十人の僕の魂があなたの目に貴いものでありますように。14 ご覧なさい,天から火が下って来て,先の二人の五十人の長とそれぞれの五十人とを食らい尽くすことになりましたが,しかし今,私の魂があなたの目に貴いものでありますように」。

15 そこで,エホバのみ使いはエリヤに語った,「彼と共に降りて行きなさい。彼のために恐れてはならない」。それで,[エリヤ]は立って,彼と共に王のところに下って行った。16 それから,彼は[王]にこう話した。「エホバはこのように言われた。『あなたはエクロンの神バアル・ゼブブに伺うよう,使者たちを遣わしたのだから,それはイスラエルに,み言葉を伺う神が全くいないためなのか。それゆえ,あなたが上った寝いすについては,あなたはそれから降りることはない。あなたは必ず死ぬからだ』」。17 そして彼はやがて,エリヤが語ったエホバの言葉の通りに死んだ。そしてエホラムが彼に代わって治めはじめた。これはユダの王エホシャファトの子エホラムの第二年であった。[アハジヤ]には息子がなかったからである。

18 アハジヤが行なったその他の事は,イスラエルの王たちの時代の事績の書に記されているではないか。
posted by 舞姫 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖書 列王記 第二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。